◆首輪作りのきっかけ◆
我が家には15歳になる愛猫がいます。
過去に、ホームセンターや100円ショップの
安価な首輪をつけていました。
そのためか、
首まわりのハゲが治らなくなってしまい、
いつも首が痒そうにしているのが
とてもかわいそうでした。
しかし、家の中で居場所を特定するために
首輪(鈴)は必要だし、
完全室内飼いとはいえ、
万一脱走した場合や災害時のことを考えると
首輪は必要・・・
そこで、軽い・やわらかい・痒くない素材の
首輪を探しましたが、
近所の店舗にはそれほど商品バリエーションはなく、
通販では、重さや素材が書かれておらず
サイズも分かりづらい・・・
納得のいく商品が見つけられませんでした。
ならば自分で作ってしまおうと思い
首輪作りを始めました。
首輪選びに関して、同じ悩みをもつ
飼い主さまの手助けができればと思います。
◆制作におけるこだわり◆
上記の経緯から、
軽くてやわらかく、負担の少ない
首輪作りを始めましたが、
せっかく首輪を着けるとなると、
機能面だけでなく
見た目の可愛さ・美しさも求めたいものです。
レース編みで首輪を制作するにあたり、
「ただ可愛いだけの首輪」を作るのは
はっきり言って簡単です。
ビーズやリボンなどで装飾したり、
大きなモチーフをたくさんつけるなど、
盛るのは簡単です。
ただ、それをしてしまうと、
重くなりすぎたり、
猫が生活する上で邪魔になったり、
痒くなったりといった懸念があります。
私は首輪を制作するうえで、
機能性と可愛さを両立するのに力を注いでいます。
新作を作る際には、
何度も幅を測ったり、重さを測ったりしながら、
編んでは糸をほどく作業を繰り返します。
そうして作り上げた首輪を、
たくさんの猫ちゃんたちのもとに届けられるのが、
作家としての喜びです。