『anneからの贈り物』

『anneからの贈り物』

【お店の名前の由来】
小さい頃から、赤毛のアンが大好き。今から20年ほど前のある日、赤毛のアンのDVDを観ていたら、目を引くものが…。
アンがキングスポート女学校に持って行ったボストンバッグ。あのボストンバッグは確かゴブラン織という生地では？
たちまち、アンが手にしていた手作り風で温かみのあるバッグにくぎ付けに。
「欲しい！でもどこにあるのだろう？」ようやく出会えたゴブランの手作りボストンバッグは残念ながら非売品でした。
それなら、自分で作るしかない！　今思えば無謀ですよね。
バッグなんて作った事もなく、ミシンも得意ではなく、家には動かなくなったミシンが1台あるだけでした。
そんな状態から始まったバッグ作りが今も続いています。
赤毛のアンが私にゴブランバッグとの出会いをくれたという意味で、お店の名前を『anneからの贈り物』と名づけました。

アンは想像力豊かでポジティブな女の子。勇気があり、思ったことは諦めずに立ち向かう、不安や恐怖心を希望に変える力を持っています。　私もそうありたい！　バッグを作っていると、悩んだり、行き詰まったりすることも多々あります。
そんな時は原点に戻って、赤毛のアンの本やDVDを観ては元気をもらい、初心に返って頑張っています。

【布地のこだわり】輸入のゴブラン織のみを使用
やっと見つけたベルギー製やフランス製の生地は、緻密な絵柄を形にした手工芸品、洗練されているのにノスタルジックな温かみのあるゴブラン織で、とても厚くて丈夫です。
合皮や他の生地と合わせたデザインで製作すると、他の生地の方が早く傷んでしまいます。
そういった理由で、当店のバッグはゴブラン織のみを使用しています。
使い易さを第一に、シンプルだけど持っていて楽しく、一年中提げられる飽きのこないゴブランバッグを製作しています。

【ゴブラン織について】
ゴブラン織は、綴れ織り芸術とも呼ばれ、フランス語ではタペストリーと呼ばれています。

※ 古代西アジアやエジプトに起源を持つ。
　紀元前3世紀から2世紀に作られた、古代ギリシャ風の
　タペストリーの一部が、中国西部から発見される。
※ 日本で最も古いゴブラン織
　京都祇園祭（鯉山町）の見送り幕等。
　滋賀長浜の鳳凰山見送り幕（ベルギー製の16世紀の
　タペストリーで、国指定重要文化財になっている）
※ ゴブラン織の発達
　13世紀〜14世紀のヨーロッパでは、城や聖堂、邸館などの
　居室の装飾として発達。
　17世紀にフランス、ルイ14世がベルギーの技術に追いつけ追
　い越せということで、この工房を国営化、保護育成し、
　やがて綴れ織り自体がゴブラン織と呼ばれるようになる。
※ 名前の由来
　ゴブラン織の語源は15世紀頃、フランスの染色業者の
　ゴブラン兄弟の工房に由来している。
※ ゴブラン織の造り
　縦糸に麻、木綿。横糸に羊毛（ウール）、木綿、絹、
　金糸、銀糸を用い、平織で様々な絵柄や文様を織り出す。
　横糸によってカラフルな模様や、絵柄を創り出す織物で、縦糸は完全に横糸に隠れて見えなくなっている。

当店のバッグは、全てゴブラン織生地で製作しております。

　　『anneからの贈り物』へようこそ
本場ヨーロッパの質の高いこだわりのゴブラン織でひとつひとつ丁寧に、納得がいくまでこだわり、試行錯誤を繰り返しながら真心を込めてオリジナルバッグを製作販売しています。
貴女を幸福にしてくれるお気に入りのバッグが見つかりますように。