ポストピアスのパーツにつきまして--ステンレスがメインになります

ポストピアスのパーツにつきまして--ステンレスがメインになります

いつもご覧いただき、ありがとうございます。 当ギャラリーのピアスパーツについてです。 お耳のピアスホールは、皮膚が薄くてアレルギーの原因物質が体に入りやすいため、金属アレルギーが発症しやすい場所だそうです。 アレルギーは、それまで全然平気だった人でも何かのきっかけで突然に発症するとのことで、もし私の作品が原因でアレルギーになる方がいたらと考えると…苦しい気持ちになります。そんなことからminneで販売を始めたときから、金属アレルギーが起こりにくいピアスパーツを使用してきました。 2025年現在では、一般的にサージカルステンレスが金属アレルギー対応ピアスの主流の印象ですが、販売当初の2012年頃はあまり出回っておらず、純チタンピアスまたは樹脂ピアスがメインでした。チタンは人工関節やインプラントなど人の体内でも使用されるほどに金属アレルギーが起きにくいといわれる素材です(インプラントでアレルギーかも?というネット上の書き込みも見かけますが個人差もありますし専門外ですのでこれ以上はすみません)。これまでピアスのリピーターさまも多くいらっしゃることから、長いこと純チタンを基本にお作りしてきました。 一般的に以前は、綺麗で安価だけれど金属アレルギーを発症しやすい「ニッケル」めっき(シルバー系カラーとゴールド系めっきの下地にも使われていました)のピアスパーツをよく見かけましたが、近年ではその悪影響が広く知れ渡ったようで、代わりにサージカルステンレスピアスが主流になってきました。チタンの次にアレルギーを起こしにくいといわれるピアス素材です。ちなみに「サージカルステンレス」は医療器具にも使われているという意味の日本のみでの呼称だそうで、正式には「SUS316L」(すごく錆びにくい性質)または、「SUS304」(錆びにくく316Lより安い)という種類のステンレスです。 純チタンのピアスパーツは、ここ3年で仕入れ先で2倍ほどに値上がりしてしまいました。逆に、サージカルステンレスバーツが多く流通してきて、パーツ屋さんによってはチタンの取り扱いをやめるところも出てきました。高価なパーツは今は売れないのかも…と思います。変化の多い時代でこれからもどうなるのか分かりませんが、チタンポストをご愛用くださっている方も多いため、できるだけオプション選択で残しつつ、ステンレスピアスで新作をご紹介していこうと思います。フックピアスについても順次ステンレスへ対応していきます。 写真はチタンとサージカルステンレスのパーツを比較したものです。チタンのほうがグレーで艶があまりなく、ポスト部分の形状が綺麗です。ぱっと見はほとんど変わりませんので、細かいところを気になさらない方でしたらステンレスでもじゅうぶんお使いいただけるかと思います。参考になりましたら幸いです。 長々と、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 お問い合わせがありましたらお気軽にメッセージよりご質問くださいませ。

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