そんな無謀な目標を掲げ、2022年7月にこの「ふるさと美唄にトリップする香り 製品化プロジェクト」がスタートしました。
美唄で生まれ育った中の人は、1人で製品化プロジェクトを立ち上げ、イベントやオンラインアンケートを経て、香りの選定から色の連想マップづくりなどを進めてまいりました。
そして2023年6月、晴れて商品化に至りました。
【香りの舞台となっている美唄とは?】
北海道の札幌市と旭川市のだいたい中間地点にある美唄(びばい)市。
かつては炭鉱が栄え、ピーク時には約91,400人の人口でしたが、現在は少子高齢化が進み、現在の人口は約19,000人を切りました。
現在は北海道有数の米どころや、美唄焼き鳥、冬は国内屈指の豪雪地帯でよく知られているところです。
【完成までに11ヵ月を要している】
ふるさと美唄にトリップする香り
その名も『Kurukara』✨
くるから と呼びます😊
由来は、
また美唄に帰って『くるから』
から来ています。
香りは美唄をイメージする要素として5つ
❶ハスカップ(紺)
❷菜の花(黄)
❸さくら(桃)
❹北海道の自然(緑)
❺稲や土(茶)
を織り交ぜ、全部で10種類のアロマをブレンドしました。
焼き鳥はちょっと全体のバランス上再現できず💦
瓶から直接嗅ぐ香りとムエットやストーンに垂らした香りとディフューザーでの香り、それぞれ違った香りを感じられる仕上がりとなっています。
ウッド系がほとんど入っていないのに、ふと樹木を感じられます。
ハスカップの香りの再現が難しく、論文でハスカップの香り成分と言われている成分を含むアロマオイルを使用してイメージ化しています。
ちなみに上の5色を使用した線がラベルデザインになっています。
過去のワタシ 今のワタシ これからのワタシ
そのライフステージで感じる様々な感情を線で表しています。
地元にいる方も、美唄にゆかりがある方も、美唄がどんなマチか気になる方も、香りの中に美唄を閉じ込め、一人ひとりの感覚によって10種類のどれかが一番強く感じる香りがある。
そして、ハーバルインデックスさまのお力をお借りしてブレンドの試作を数回行い、ついに完成し、ステキな1本に仕上がりました😊
【北海道発のものづくりの現場を間近で見て…】
複数の企業から見積書を頂き、最終的には北見市にある「大黒屋」さんに決まりました。
大黒屋さんは「壺屋」や「北のカヌレア」や「オニオンスープシリーズ」など、北海道内では有名なお土産や菓子の貼り箱製作をされています。
たまたま網走方面へ会社の出張で行くことあり、アロマオイルの瓶を持ってお邪魔させて頂きました。
最初は化粧箱で考えていましたが、工場を見学させて頂き、従業員の方がすべて手作業で貼り箱を製作されている現場を見て、
「手作りの貼り箱もステキ!」
と貼り箱にすることにしました。
ぜひご購入して頂いた方には、この手作りの貼り箱も大切に使って頂ければと考え、デザインもシンプルなものにしました。
フタは白く
中箱はプロジェクトのロゴカラーを
中の仕切りは高級感を演出するために黒に。
名刺を入れたり、細々したクリップや文具を入れたりできるサイズです。
【最後に】
企画からブレンドレシピの柱立て、プロモーションなどはすべて中の人が手掛けてきましたが、
たった5mlしかない1本のアロマオイルに、たくさんの企業や方々が関わっています。
そんな世界に1本しかない「Kurukara」の香りを
ぜひ1人でも多くの方に感じて頂けますと幸いです。