「お前は一体誰だ？」極限スピードと瞑想で聞こえる”声”の正体

以前、ルマン24時間の映画「フォード VS フェラーリ」🏎 を観に行った時の話です。 ”自動車レース”という超３次元的・物質世界ドップリの映画なのに、宇宙次元のテイストが組み込まれていたのに驚きました。 7000rpmの世界を一般人は経験したことはありません。 ジェットコースターの比ではないでしょう。 レーシングカーの助手席に一般の人が乗ると、 失神することもあるといいます。 極限の世界です。 そのスピード・加速に到達したとき、 人間は五感でどう感じるのでしょう？ 肉体は現実世界にあっても、スピリットは別次元に行くようなのです。 極度のストレスや集中、あるいは身体的な極限状態（例：高G、深い瞑想、生命の危機）に置かれたとき、 時間が引き延ばされたり、五感が異常に鋭敏になったりといった、 「普段と違う意識状態」を体験することは、心理学的・脳科学的にも報告されています。 身体的な極限がもたらす意識の変容は、 心理学では**「ゾーン」や「フロー状態」と呼ばれ、 まさに「時間や自我の感覚の喪失（＝異次元体験）」が起きるとされています。 「スピリットは別次元に行く」という表現は、 この変性意識状態をスピリチュアルな次元で解釈したものと言えるでしょう。 そして、「お前は一体誰だ？」という声が聞こえてくるとか……。 （映画はノンフィクションだったので、実際に主役がそう体験したのかと思います） 私たちが暮らしているこの３次元の世界には、 時間、空間、スピードといったものがありますが、 本当に時間は、過去→現在→未来でしょうか？ 量子力学では「多世界解釈」「パラレルワールド」 という解釈が存在します。 相対性理論では無数の様々な世界が存在しているので、 過去→現在→未来という流れではありません。 時間は、人間が作り出した概念です。 肉体は３次元世界においては魂の容れ物となっていますが、 極限のスピードでは、５次元体験ができるのかもしれません。 宇宙次元では、肉体は存在しないので、 見た目が異なるわけではありません。 「〇〇さん」という区別がありません。 スピリットには、性別も年齢も名前もありません。 ですから、「お前は誰だ？」という声が、 ５次元→３次元で聞こえてくるのかな、と。 高スピードになると、次元の狭間にスピンし、 異次元（パラレルワールド）を体験できるのかもしれません。 ただ、レースドライバーだけが異次元に行くわけではありません。 例えば、趣味に没頭しているとき、集中して仕事をしているとき、 あるいは美しい景色を眺めて時間を忘れているとき。 これらは小さな『ゾーン』であり、時間が消え、自我が薄れる小さな 『5次元体験』なのです。 『無我の境地』と聞くと難しく感じますが、 それは『〇〇さん』という名前や、 過去の経験、 未来への不安といったものがすべて消え去り、 『ただ、今ここにある意識』だけになる状態のことです。 この「今ここにある意識」こそ、 性別も年齢も名前もない、純粋なスピリットそのものなのです。 7000rpmという動的な極限を超えた先でも、 静かな瞑想という意識の極限に達したときでも。 私たちは、肉体という3次元の容れ物を一時的に超越し、 時間や自我の概念がない5次元の世界へとスピンします。 そこで聞こえてくる「お前は一体誰だ？」という根源的な問い。 それは、あなたという存在が、日々の忙しさや社会的な役割を脱ぎ捨てたとき、本質へと還りなさいと呼びかける、魂の最も純粋な声なのです。 この気づきは、レーシングカーに乗らなくても、深い瞑想の中に、 そしてあなたの日常の中に、常に存在しています。