こんにちは!
ケーキとエールです。
先日レターでご紹介いたしました、子供服作家のSHOLETTEさんとの対談「前編」。
今回は「後編」のご紹介となります。
制作のこだわりやお互いのルーツ、小さな悩み事などややカジュアルな場面まで、どうぞ隣のお席に座ったつもりでお楽しみください🙃
───「前編」のおさらい
「イメージアーカイブ・ラボ コレクション」※ でグランプリと準グランプリを受賞した2人が、それぞれの受賞作について、制作の裏側やコンセプトを深掘りし合った前編。お互いの視点に刺激を受けながら話が広がっていきました。
※
https://minne.com/mag/articles/3296?srsltid=AfmBOooqmbC8J5poIk5Se70nI6gTbwyDY09GUf9reHnxdoEIpGjIkyro
▼前編はこちら
https://minne.com/@sholette/letters/107685
▼CAKES&ALE受賞作品
https://minne.com/items/40891851
▼SHOLETTE受賞作品
https://minne.com/items/42236360
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■色とモチーフをめぐる制作プロセス
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─── CAKES&ALEの色使い
S: 作品を作る時のことをお聞きしたいです。
色使いがいつも素敵ですが、どう決めていますか?
色を置きながら決めていくのか、ある程度構成を考えてからなのか……私、絵描くの苦手なので、具体的なプロセスが気になります。絵の具の選び方も気になるし、混ぜているのか、どういうふうにパレットに載せているのかとか。
C: 自己流なんですけど…。もともとデザイン科出身で絵画科じゃないということもあり絵を描く事に集中ということは私はあんまりやってこなくて、受験で描いていた時からの流れのままでしかやれていないんですけど。
私の今作ってるものだと、一番最初に作った作品がクリスマスのオーナメントだったので、それに関してはやっぱり一貫してイメージがあって。
クリスマスってすごいワクワクするというか、きらびやかな特別なイメージがあるので、そういう心が浮き立つようなものを作りたいっていうのがあったので。そうするとやっぱりそこにはパッと目立つ色彩を使いたいっていうのがあって。
ヨーロッパに行った時に見る、ショーウインドーの感じとか、街の感じとかそのきらびやかさだったりが、すごい好きなんですね。
そういった感覚とか、あとは海外のインテリア。子供部屋の何とも言えない可愛い感じ。
ああいったテイストも入れたくて、要は日本にはないようなテイストのものを作れないかなっていう憧れがあったんですよ。
普段ポップなものが好きってわけではなく、そういうここぞという時にポイントで光るものがあるっていう状態が好きなんですよね。
そこだけちょっと目立ちたい、一瞬でパパって心を掴まれるようなものを作りたいっていう。
S: なんかわかる…いや、だから私はCAKES&ALEさんの作品が好きなのか!
C: 色のこだわりとしては…オーナメントは色んなモチーフを出していますが、それを集めてくださる方もいらっしゃるので飾った時にバラバラにならないようにしたいなっていうのがあるんですよね。
それで、今使ってる絵具の色はだいたい種類を決めてて、その中で組み合わせを考えたりとか。もちろん新しい色も加えるんだけど。
ピンク系だと学生の時から使ってるオペラレッドは欠かせない色です、私には。彩度の高いピンク。それを使うと全体の彩度が上がるんですよね。
ストレートに赤を使っているものもあるんですが、敢えてそういうショッキングな色を混色して彩度を上げたりもします。
それというのも中学生の頃、私美術部だったんですけどその時の先生の影響をすごく受けてるところがあって。
色の使い方とかすごく厳しい先生だったんです。
さっきのモネの話に戻るんですけど、その先生もモネと同じくなるべく黒は使うなと言ってて、それから私も黒を使わないというのがなんとなく染み付いたというか。
黒を使うと全体的に沈んじゃうので、黒っぽくしたい場合はプルシャンブルーのような濃いめのブルーを合わせて使うとか、濁らせないっていうのをそこで学んだかなと思っています。
ただ、もちろん黒じゃないとできないモチーフっていうのもあるから、それはもう思い切って黒は使ってます。
そこら辺のメリハリを結構大事にして選んでるかなっていうのはありますね。
同じものを沢山作る時は混色すると色が安定しづらいので、なるべくできた綺麗な色をそのまま使う。こういうことは皆さんやられていると思いますが、それは自分の為にも意識しています。
S: やっぱデザイナー的な感覚がありますよね。その色の組み合わせっていう考え方。
─── SHOLETTEの色使い
C: そうですかね。 逆にどうですか?色に何かこだわりはありますか。
S: 私も多分ヨーロッパの影響をすごい受けてるので、ヨーロッパにしかないような色彩ってありますよね。それをよく観察して、組み合わせるようにしてますけど、生地を自分で1から染色は今はできない(※染色するほど大量ロットで作れないので)。売っている中で選ばなきゃいけない。
色だけで選べるわけじゃなくて、この生地はこの色展開しかないとかあるので難しい。あるものの中からベターなものを選ぶっていうか。
C: そうですね、それはありますよね。この色欲しいんだけどなって思うんだけどなかったりとか。
S: そう、色はいいんだけど、生地の厚みが違うとか。
C: 好きな、よく使う色とかあります?癖というか。
S: 青緑みたいな青が好きで。青が好きです。
SHOLETTEのイメージカラーとしては白、ネイビー、ブルー系。ユニセックスなので、甘すぎない程よい感じ。
C: わかります〜そんなイメージあります。
─── CAKES&ALEの動物モチーフ
S: CAKES&ALEさんの作品は“動物モチーフ”が印象的ですが、動物がお好きなんでしょうか?
C: 動物はすごい好きで、なんか毛の生えたものが好きっていうか。獣が好き。
ちっちゃい時はぬいぐるみもすごい好きで。
私の時代はジェニーちゃんが流行ってたけど、そういうお人形よりもぬいぐるみの方が惹かれる…そういう生き物の、もう愛らしさがたまらないじゃないけど。だから子供の頃は棚の上がぬいぐるみで溢れかえってる感じでした。
しかも結構リアル系が好きだったんです。リアルなアザラシとかをねだって買ってもらうみたいな。
動物園はやっぱり好きだし、「ナショナルジオグラフィック」の動物系とか見るのも好きだし。
だいぶいろんな動物描いてきたのでそろそろネタに困り始めたんですけど。でもただ面白いっていうモチーフ(動物)はオーナメントには選びたくなくて。
クリスマスらしさが出るものをチョイスしたいので、合わないモチーフでも合う形を探究していくのがこれからの課題というか、合うイラストが描けるというのが課題かなと。
物語性を持たせたいなというのもあるので、想像力を掻き立てるような動きが面白いと感じるような動物を毎年探っています。
S: 実際にはいない動物とかには興味はないんですか?何かと何かがくっついたとか、さっきの絵本の、お花が擬人化されたじゃないけど。
C: そうですねーそれをやるなら別ラインでやりたいかもしれないです。
ただ、うまくできるかっていうところがちょっと難しい…
自分の中ではあんまり絵が上手って思ってないんですよ。魅力的なものが描けるかどうかの自信があんまりないです…笑
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■それぞれの”いつか作ってみたいもの”
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S: 今後作ってみたいものはありますか?現実的に作りたいものも、現実的ではないけれど何にも捕らわれずに、できるなら挑戦してみたいものなど。
C: 大物もちょっと作りたいなと。でっかいタペストリーみたいなものだったりとか。
あとは、空中に吊るすもの。以前イベントで動物のペーパーパペットのようなものを作るワークショップをやったんですけど、それにちょっと近い。もうちょっとしっかりしたものができたらなと思ってはいるんですけど。
何かありますか?今作ってみたいと思うもの。
S: 服だけでもあれもこれも作りたいし。
服じゃなくても、アートをたくさん見てるのでアートっぽいものを作ってみたいとか。そうそう、あと一点物。
C: あ、わかるそれ、一点物ってやりたいですよね。
S: 通常は、商品として販売するとなると、もう1回全く同じものを再現することを考えながら作らなきゃいけないじゃないですか。それにとらわれず、1回きりだからこそできるものを…。
C: わかりますわかります。
でも一点物を作っちゃうと、そこから旅立たせることができるのか?とちょっと思うけど。
S: 置いておきたくなるけど、芸術作品見てると皆一点限りのものを旅立たせているわけだから、それもいいなと思って。
C: なるほど。大人のお洋服をこれから作ることはないんですか。
S: ずっとそういう構想だったんです。子供服を作って、お子様たちが大きくなっちゃった時に、大人の服もあれば、お客様も大人の服も選べるかな、と思ってたりしたんですけど。
今、大人用まで余力がないのもありますが、SHOLETTEを続けてきた中で、子供服でもうちょっと表現してみたいなっていう気持ちも生まれて。
─── 作りたい気持ちと、追われる現実
C: やっぱり自分のお子さんに今売ってるもの以外で作ったりとかするんですか?
S: ほとんど自分の子供に作る暇がなくなっちゃって。最初は自分の子供に作る延長でSHOLETTEを始めましたが、今は追われてあまり作れない。
C: 難しいところですよね。追われたくないけど、追われないと何にもならないし。
S: そうそうそうそう
C: ただの休暇になっちゃうから。それ葛藤ですいつも。やりたいことが次から次へと出てくるけど同じことをやらないといけないこともあるから。
S: しかも手動かしてる時に結構頭の中でアイディアがグルグルって出てきたりしません?
作りたいけど、やんなきゃ! 笑
C: 今やりたい!笑 忙しい時に限って別のことやりたくなりません?そういう時ってメモったりします?
S: メモったりもするし、割り切ってカフェ行って考える時間を作ったり。
C: スケジュール管理できてます?
S: できません。社会性がない。やっぱクリエイターあるあるですか?そこが苦手。
C: いや私もそう。すごい上手にできてる人って、そういうところを上手くやれてるんだろうなっていつも思いながら。
S: そういうのを犠牲にした結果、クリエイションができる力があるという可能性もありますかね…?まあ、両方できる人もいるんですけど!
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■ものづくりの原点と、その背景
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─── ものづくりを始めたのは
S: 何歳の頃から絵を描くのが好きだったかとか、美大を目指した経緯などは。
C: 描くのは普通に幼稚園ぐらいから描いてたと思うんですけど、小学校の時に授業で描いた絵が入選したことをきっかけに、より描けるのかもしれない自分は、とちょっと思って描いてたかな?それで中学になって美術部に入ったことによって、もう本格的に描くことが楽しくなって、目覚めた感じです。
で、やっぱりうちも父親がそういうのが好きで本人も描くのも作るのも好きというタイプだったので、親の勧めで、こういう予備校あるよと言われて行くようになりました。
どうでしたか?お洋服を作りはじめたきっかけは。
S: 服を作るのは、中学の時から独学で始めました。
ちょうどオシャレに目覚める時期で、もともと物を作るっていうのは好きで、服欲しいけどそんなに買えない…「じゃあ作るか」みたいな感じで。
服飾専門学校に入るまではずっと独学で。叔母に教えてもらったりとかしながら。
─── 昔、好きだった服の話
C: へぇー中学生、その時好きだったブランドとかありますか?今とテイスト変わってないのか、それとも全然違ったのか。
S: 中学の頃は原宿系ポップが好きだったので、あのYUKIさんとかジュディマリとか全盛期で。「CUTiE」って雑誌をよく見ていました。
なので今とテイストは違いますが、あの当時の少し尖った個性的な空気感は好きですね。
C: 懐かしい!全盛期でしたよね。YUKIちゃんとか。
S: 高校生になってから「装苑」とか見始めて、大人びた方向に行きたいなと。
その頃から、いわゆる“アート”に近いファッションの世界も知るようになりました。それまでは自分が着たい服という身近な視点でしか見てなかったんですけど。パリコレもチェックしてみたり、世界で最先端のもの、オートクチュールの世界、表現としてのファッション…。
前編で話した、憧れの海外の学校のことも「装苑」で知ったり、世界が広がりました。
見てただけで載ってるブランドを着てたわけではないんですけど。ただ服が好きと言うよりファッションを通して表現をしたいんだと、コンセプチュアルなものづくりをしたいと、その頃から強く思うようになりましたね。
何が好きでしたか?
C: でも私も同じような道を通ってるかもしれない。
高校生の時は予備校行くとお洋服にこだわる子がすごくいて、ギャルソンとかモード系のブランド好きな子も中にはいたり、でも私はそういうのは体格的にも似合わないタイプだったので…その頃はポップとかっこいいの掛け合わせみたいなのが好きでした。同じように原宿系を通り…そういう時代でしたからね。
「装苑」私も見てました!私の場合はSHOLETTEさんのようにファッションに寄っているわけではなかったけど独特の世界観に憧れみたいなのはあって、モチーフとしてスクラップしたりとかに使っていた時もありました。
全然自分の世界と違うけど夜中「ファッション通信」を見るのも好きでしたよ!懐かしいですねぇ。
SHOLETTEさんのルーツをお聞きできて嬉しいです。
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■ うまくいかないとき、どうしてる?
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─── CAKES&ALEの「うまくいかないとき」
S: 思うように描けないこととか、挫折を感じることなどありますか?
C: ああ、もう勿論ありますよ。描いてもなんか可愛くないなとかしょっちゅう。
オーダーを受けたものに関しても、自分の中で違うと思うと顔を描き直したりしてるし、次に売りたいなって思ったものを作る時も何回も描いて色まで落とし込んだけど、なんかやっぱり違うなってボツにして…と。
やっぱり焦ってる時は納得いく色と表情っていうのが全然描けない。
かと言って描けない描けない…どうしよう時間がない!って言ってたらギリギリでプッて降ってきたりとか 笑
S: それは描けないっていうのはどういう感じなんです?
C: 納得いかないんです。自分の中でこれが素敵だって思えない。
S: それは試行錯誤すると「これだ!」っていうのに辿り着くものだと思いますが、もう技術的に今の自分には無理だ…みたいなのってありますか?
C: でも、そんなに技術を使ってるつもりがないから、あ、可愛いっ!て自分で言えるかどうかですが、可愛いって思えなかったならちょっとこれは出せない、でも出さないわけにはいかない。
S: そんな時はどうしてますか?
C: どうしてるんでしょうね。うーん、別のものを見る。全然かけ離れたものを見てるかな。さっきお洋服は見ないっていう話があったのと同じように、同じものは見ない。
でもやっぱり動物とかはすごい見てるかもしれないですね。面白い表情を探したりとか。
それで尚且つ外へ出て、離れてただ好きなお店を見たりとか。
S: 下書きで試しに描いてみて、「これだ」って決まったら、全く同じように本物に描くという感じですか?
C: なんかね、全然違うんですよ、最後に上がるものって。そもそも下書きは鉛筆で紙に書いてるし、布へはベタ塗りテイストでやってるから色をのせると雰囲気が全然変わるんですけど。
予期せず完成形で化ける(良くなる)時があって、色をのせた時に「あ、これのせたら可愛いじゃん」となる時もあるんですよ。
だから一回完成させてみないとわからないというか。
最初から目標があって、そこに辿り着くっていうやり方じゃないかもしれない。どちらかといえば辿り着けた、みたいな。
S: じゃあ色まで乗せてみてやり直すことも結構あります?
C: あります。全然あります。絵の具がまた無駄になったなって思いながら 笑 何枚生地無駄にしたかなって思う時もあるし、しょうがないですけどねそれは。
─── SHOLETTEの「うまくいかないとき」
C: ありませんか?そういうこと。
S: 生地が無駄になるのが辛いですね。
特にイメージアーカイブ・ラボの作品だと、プリントを何メートル発注しようか、とかもすごいせめぎ合いで。余分に発注しといたらいいけど、それを使わないかもしれないし、売れるかもわからないしで、ギリギリで発注して作ってる途中で足りないかも…みたいな。
裁断して失敗したら終わりだ!みたいな。締め切りもあるから何回も生地発注し直す時間もないし、「これで裁断して大丈夫かな!?」となりますね。
C: そういう場合って、パターンから起こすんですよね。パターンの段階でこれでできる…!って思うのか、そのパターンから具体的な生地に起こした時にこれで行こうか…!と思うのか、どの段階で…?
S: 私、やり方下手だし、要領が悪いんですけど、行ったり来たりしてます。パターン引いて、仮縫いでシーチングで起こして。
生地の色や質感を見ながら、「これをここに使って、これをここで…」って生地がないとパターンも浮かばなくて。パターンにしてから生地入れると「違うな」となって、やり直してとか。何種類かの生地を組み合わせて使うことがほとんどだから、組み合わせのバランスをどうするか、机の上で生地並べてみて。
でもパターンにするとなんか違ったり。結構辛い。
C: やっぱり1回組み立ててみないとわからない感じですかね?
S: わかんないんですよ、でも生地の量がギリギリだから、思い切って裁断して組み立てるのが怖くて、極限まで切らずに考えて。でも「もう今日は絶対裁断しないと間に合わない!」ってところでやっと思い切れる。それまでは思いきれずに、なるべく大きめに切っといて、大丈夫かなって考えてる時間が長くて…
C: わかる。考える時間が長いからこの時間何とかならないかなって、なんでこんなに迷うの?って 笑
S: そうそうそう、スパンって決めちゃえばいいのに…
C: しかもお洋服ってなると、私が使ってるそれ以上にもっと生地の量が必要だなって思うから大変そうです…切っちゃったら終わりですもんね。生地量が半端ないだろうしすごいなって思う。ほんと。
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■ それぞれの始まり
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S: CAKES&ALEを始動したきっかけなどは?
C: そんな大したきっかけではなく、今の場所に移り住んだ時に幼稚園のママ友がハンドメイドをやってたんですよ。
幼稚園をちょっと借りてイベントをやりたいという話が出て、そこで声をかけられて。その時は売れる物は何も作ってなかったから何作ろうかなって思って。
冬だったので、それなら自分のイメージの中にあった“飾るもの”ができるかなとぼんやり思いながら一個試作作って。そうしたらなんか行けそうかもと。
本当に些細なことがきっかけで、だからもしかしたらやってなかったかもしれないですね。まさか自分がハンドメイドをやるってあんまり思ってなくて。
ものは作りたいけど、それはグラフィック上でのものに特化するかなって思ってたんだけど、なんかハンドメイドの方が面白くなってきちゃってやり続けています。
S: その時はもう仕事はしていなかった?
C: こっちに越してすぐは仕事はやってなくて、あとは個人で受けていたグラフィックの仕事を軽くやってたぐらいです。
S: なるほど。それですぐminneとかで販売を始めたんですか?
C: minneで販売始めたんですけど、それもあんまりやろうっていう意気込みのもとやったわけではなくて。
イベントでは勿論最初なんてそんなに売れないわけです。値段の設定とかも曖昧なので、これ大丈夫?っていうような感じで出してたし。
最初だしまだそんなに上手でもないのでお試しの価格で販売しましたが、当然売れ残るわけです。
じゃあということで、皆もminneとかやってるし私もなんとなく登録してみました。
それで販売を始めてみたら、その年のクリスマス特集に載って…注文入るじゃないですか。入るんだ!って驚いて冬だけやり始めた感じです。
S: 私も、たまたま出産後に自分の子に子供服を作っていた延長で、地元の“手づくり市”に出店したことがきっかけでした。こんなに続けようと思って立ち上げたわけでなく、minneに登録してみて。そしたら特集に載って…と、始まり方、かなり似ているかもしれませんね!
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■ おわりに
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S:いかがでしたでしょうか?
今回は私SHOLETTEの思いつきから始まった「CAKES&ALEさんと対談してみたい!」という企画にCAKES&ALEさんが快く応えてくださったことで、こうして実現することができました。
カフェで何時間もお茶をしながらお話しした内容を文字起こしして、文章としてまとめる作業は想像以上に大仕事でした。
それでも、お忙しい中で丁寧に対応してくださったCAKES&ALEさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
実際の会話ベースだからこその、赤裸々なトークになったと思います。作家活動に関心のある方や、それぞれのブランドをもっと知ってみたいという方にとって、少しでも参考になったり、楽しんでいただける内容であれば嬉しいです。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
C: 今回SHOLETTEさんから思いがけないお声がけをいただき、光栄であると同時に私自身も洋服作りを拝見していてリスペクトしていた方だったので、是非お話を伺ってみたい!とお返事させていただきました。
作るものは違えども、どこか共通するものを感じていたSHOLETTEさん。
それもありクリエイションの話は楽しく、とても刺激の多い機会となりました。
後になり、あぁこの話したかった!とまだまだ尽きないのですが…笑
改めまして、ご多忙の中このような企画・構成まで考えてくださり感謝いたします。
そしてこのような個人的な対話にお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。
もの作りをされる方もそうでない方も、どこかうんうん、と頷いていただける部分などあれば嬉しいなと思っております。