NPO法人チャリティーサンタは、「子どもたちに愛された記憶を残すこと」をミッションに掲げ、子どものために大人が手を取り合う社会を目指す団体です。

私たちのプロジェクトのひとつ、「Santa Mother's Dream」は、
ネパールの山岳地帯に住むお母さん達のハンドメイド作品を日本で販売し、現金収入を作ることを目的としています。
それにより、家庭の経済絵的な事情で子ども達が進学を諦めるような事態を少しでもなくそうと取り組んでいるプロジェクトになります。

お母さん達の夢は、子ども達の夢を応援できる環境を作ること。
「NPO法人チャリティーサンタを通じて、お母さん達の夢を叶える。」
その由来からSanta Mother’s Dream プロジェクトと名付けました。

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◻︎◾︎◻︎なぜハンドメイドなのか？◻︎◾︎◻︎

大きな設備や広い場所を必要としない、という理由から、
小物のハンドメイド品として「羊毛フェルト」を使ったマスコットを制作しています。

現在は工房の運営を主に寄付で賄っていますが、将来的にはマスコット販売の利益だけで工房を運営していけるようにすることが、私たちNPOと支援するネパールのお母さんたちの目標です。

◻︎◾︎◻︎お母さん達の現状◻︎◾︎◻︎

今でこそ都心部ではカースト制度に始まる教育格差などが是正されつつありますが、
ネパールの山間部や郊外では未だ「女性は教育を受けずとも結婚して配偶者の家のことだけをすれば良い」という慣習が残っています。

また、現在子育て真っ最中の母親世代の中には、子どもの頃、充分な教育の機会を得られなかった女性たちも多くいます。国内に産業の少ないネパールでは、山登りのポーターや海外への出稼ぎなどの仕事に男手が割かれ、危険で不安定な収入で家計を支えなくてはなりません。「万が一父親が事故などで亡くなったり離婚すると、教育を受けられなかった自分には働き口がなく、収入を得る力がない。お母さん達は常にその不安に晒されています。

◻︎◾︎◻︎子ども達の就学状況について◻︎◾︎◻︎

現在、工房で働く女性達は、ネパールの「サンガ」という小さな町の近辺に住んでいますが、元々サンガで生まれた人は多くありません。
多くはサンガからより遠くにある村から引っ越してきて、Santa Mother's Dreamに参加しています。
ネパールの郊外の村には、学校そのものが子どもが歩いて通える場所に無い、という所もまだ多く存在するからです。
サンガは小さな町ですが公立の学校があり、首都のカトマンズなどより生活費が安く、子どもの進学のために便利が良いことから
子ども達を学校へ通わせるためにサンガ周辺で暮らしているお母さんが多く参加しています。
Santa Mother's Dreamで得た収入で子どもの学費を支払ったり、生活費に充てたりしています。

◻︎◾︎◻︎お母さん達の世界を拓いた、フェルトマスコット◻︎◾︎◻︎

読み書きの教育さえ受けられなかったお母さん達は、最初「自分に本当に作れるだろうか」という不安も抱えていました。
実際に何度も「うまくいかない」という壁にぶつかり、その度に試行錯誤しながら私たちNPO法人チャリティーサンタのいる日本とネパールでの対話と努力を重ねてきました。
製品と呼べるクオリティのものができるまで、７年の歳月を要しましたが、お母さん達は諦めることなく日々技術の向上に取り組んできました。
そして実際に日本でテスト販売し、商品として売れたことをお母さん達に伝えると「私達の作品が日本で認められた！」と大喜びしてくれる結果となりました。
この仕事自体が彼女たちの自己肯定感を上げ、新しい世界を拓くきっかけとなったのです。

◻︎◾︎◻︎日本へ届けたい、ネパールの心◻︎◾︎◻︎

ハンドメイドで作られたマスコットは一つひとつ表情が違い、手仕事の温かみを感じられます。
お母さん達が心を込めて作るマスコットには、我が子を思う気持ちと共に、マスコットを受け取る人へ向けられた温かな気持ちが込められています。

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【主催者】NPO法人チャリティーサンタ

◾︎デザイン監修：chaiさん◾︎



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