手描きの絵を生地にしたい!「牛bag」のこと。

手描きの絵を生地にしたい!「牛bag」のこと。

このbagが生まれたのは2008年、京都にアトリエ兼ショップ「gracious」を持っていた時のこと。自分で描いた絵で生地を作りたいと思ったのが始まりでした。パソコンからデータ入稿で生地に簡単出力!みたいな時代ではなかったのと、京都という土地柄で染め物屋さんがたくさんあったことから、シルクスクリーンで職人さんにプリントしてもらう方法を選びました。ズラーっとプリント台が並んだ広い工場に打ち合わせに行くのはとても楽しいことでした。 事務所は2階にあって、たくさんのインク缶や無地のTシャツが積み上がっていて、なんとなくライブハウスの楽屋みたいな雰囲気でした。実際にギターもあったかも知れない。 生地にする柄はすぐに決まりました。せっかく手で描くのだから、えんぴつの跡がわかるような、そして見方によっては「こうも見えるな」「あれにも見えるな」とイメージに余白を残せるような絵がいいと思いました。 そして、形はいわゆる「スーパーの袋」。どんな形の物を入れてもそれなりに収まるし、手で持っても肘に下げてもちょうど良いんです。 今回は4種類の色をご用意しました。どの色にも白インクが映えて、それぞれかわいく仕上がりましたよ。たたんで小さくなるのも頼もしい。 生地にしっかり乗ったプリントの存在感、おしゃれな雰囲気を作るゴールドのふちどり、ぜひお手にとって楽しんでいただきたいbagになりました。

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