最近『タナローンで作れる作品はどれですか』というご質問をいただきました
わたくしの今までの作品の9割以上がラミネート生地を使用していて、タナローンのご参考作品が少なくてすみません
タナローンの作品をラミネートでおつくりできるものは限られますが、ラミネートの作品の中で中布のあるものはほとんどをタナローンでおつくりできます
リバティのタナローンについてAIで検索すると以下のように説明されていました
【リバティ・ファブリックスを代表する上質なコットン生地で、リバティプリントを代表する生地です。リバティ社の創設者であるアーサー・リバティがエジプトのタナ湖周辺で高品質な綿花を発見したことに由来して名付けられました。
タナローンの特徴は次のとおりです
細めの糸で繊細に織り上げられた上質なコットン生地
シルクのような光沢感となめらかさ
薄くて軽く、織の密度が高くてしなやか
柔らかな肌触り
シワになりにくい】
意外なことに丈夫で洗濯に強いという特徴もございます
丈夫とはいえ薄いタナローンにはミシンで縫製する上で接着芯地を貼ることは必須ですので、芯地が見えてしまう一枚仕立ての作品は不可となります
また芯を貼ってもラミネートよりはたよりないこともあり、そうした意味でも中布は必要になります
構造上中布を合わせることのできない透明生地を使用したクリアポケットタイプやスケルトンなども不可ですが、こちらはアイロンをつかえないという理由も加わります
タナローンの生地を使う作品はアイロンを都度かけながらすすめ、最終的にもアイロンがけをします
タナローンはラミネートに比べますと少し金額はお安い生地になりますが、接着芯を貼るので実は材料費は変わりませんし、手間も制作時間もラミネート作品より必要とします
中布はラミネートにはナイロンやレーヨンシャンタンなどの少しハリのあるしわになりにくいものをつかいますが、タナローン作品の中布にはアイロンが可能なコットン生地などを使用します
中布にも接着芯を貼るデザインもございますし、あとはお好みでよりしっかりとした作品をご希望の場合は中布にも接着芯を貼ったり、リバティに貼る接着芯も二枚重ねにしたり、またはふわふわにするときにはキルト芯をプラスしたりしますので、それに応じてお値段は変わります
中布についてはブロード、オックス、シーチング、綿ポリほかいろいろございますが、お色めと厚みを考えながらデザインやリバティに合ったものをわたくしの方でお選びいたします
金額についてはお問い合わせいただければお見積もりいたしますので、仕上がり具合のしっかり加減もご希望がございましたらお知らせください
Atelier riche** haru