ぷち工房 TAKI

自宅駐車場奥の6畳ほどの小さなスペースに、週末DIYで約1年間かけて4畳ほどの倉庫を作り、その半分ほどのスペースを作業場として木工旋盤を使用し木の器作りを中心に木を使った雑貨を手作りしています。
1点1点手作りのため、機械で作るように全く同じ寸法のものは非常に難しく、どうしても個体差が生じてしまいますが、手作りであるが故の個体差とご理解いただければ幸いです。
また、大量生産はできませんので、時間をかけ全ての作品を真心こめて製作しています。

■■仕上げ塗装について■■
■食器類(例えば、お皿やサラダボウル等)：
食品を入れることを目的とした全ての製品については、その用途や形及び樹種にかかわらず食器全体を撥水セラミックまたは同等品で塗装します。
撥水セラミックまたは同等品は、一般的なウレタン系塗料より数倍高価ですが、安全性を最優先に考え使用しています。
木の自然な風合いを味わっていただくため、着色はしていません。(ただし、エポキシレジン等が含まれる場合には、エポキシレジンが顔料で着色されている場合があります。)
十分にサンドペーパーで研磨したのち、人体に無害でウレタン系樹脂塗料より撥水性・防水性・防汚性・防カビ性・防腐性・耐久性・安全性に優れているていると言われる透明な撥水セラミック塗料または同等品(食品衛生法に適合)を３回塗り仕上げています。
当方では、これらの食器類の塗装に撥水セラミック塗料または同等品以外の塗装を使用することはありません。

■食器類以外(例えば、鍋敷き、カッティングボード、小物入れ、一輪挿し等)：
＊　用途により異なりますが、下記とは異なる場合もあります。
▲鍋敷き、カッティングボード、小物入れ、一輪挿し等
十分にサンドペーパーで研磨し、ワックス(主にブライワックス)かまたはオイル(アマニ油やエゴマ油等)を２～３回塗布したのち、蜜ろうクリームを２～３回塗り仕上げています。

▲カッティングボードの場合：
木の硬さや種類にかかわらず、十分にサンドペーパーで研磨したのち、アマニ油やエゴマ油(これらは、一般的なスーパー等で入手可能)等の乾性油を２～３回木に十分浸み込ませたのち、自然素材で作られた蜜ろうクリーム２～３回塗り仕上げています。

●撥水セラミック塗料：
撥水セラミックは、超浸透性の木材保護・仕上げ塗料で、一般的な塗料のような木の表面に塗膜を形成せず、内部の導管に含侵(木の種類や硬さにもより異なりますが、表面で２～３mm、木口で２～１０mmほど浸透)します。このため、塗料を塗った感じがほとんどせず、木肌を活かした自然な仕上がりになります。
撥水・防水・防汚・耐久性は、含侵したセラミック分子層が骨格となるため、表面が多少摩耗・打傷しても性能はそのまま維持されます。(メーカーHP及び資料を要約)

●接着剤やエポキシレジン：
木と木の接合や、非常に小さなヒビ割れを修復するため、食品衛生法に適合した接着剤を使用しています。
また、非常に大きなヒビ割れや穴(死んだ節による穴や虫穴)の修復には、その周辺の不要な部分を可能な限り取除いたのち、食品衛生法に適合したエポキシレジンを充填しています。
※エポキシレジンは、顔料で着色されている場合が殆どですが、これらの顔料(ペグメント)は口紅やネイルに使用されるものと同じであり、人体に対し全く無害です。

数年前にYouTubeでWood Turning(木工旋盤)の動画と出会い、その後時間があればWood Turningの動画を物色。
約2年間動画(殆ど英語版)を物色したのち、年末に木工旋盤を購入。翌年は仕事の傍ら週末Wood Turnerとなり練習開始、年定年退職を機に本格的に木工を開始し、毎日木の温もりと木の香りに癒されています。
木工旋盤で作る木の器を中心にシンプルで使い易い、そして使う人が喜んで頂けるような木の雑貨をお届けしていきたいと思っています。