丁寧の基準が違い過ぎて感動した話

丁寧の基準が違い過ぎて感動した話

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こんにちは。 『facomi to usachan』の てらはらともこ です。 今回は、洋裁教室で感動した「丁寧に作る」ことについて書きたいと思います。 もうかれこれ10年近く前になりますが、1年間だけ洋裁教室に通っていたことがあります。 そこで得たとても大きくて印象的な、今も私の中で大切にしていることがあります。 教室では、洋裁の基礎的なことを座学で教わりながら、学んだことを生かしつつ決められたテーマの課題を仕上げるような内容でした。 グループレッスンのような形態でしたが、制作中にわからないことがあれば都度先生に聞けるので、こまごまとした疑問も即解消できました。 ある日の授業でミシンでの縫製に失敗し、ほどいてやり直そうとしていたら、 先生に「縫い初めの針は、ほどかずに残した縫い目の最後の穴に刺してくださいね」と言われ驚いてしまいました。 『ここから縫い直した』というのがわからないようにしなければいけない、ということです。 これまで趣味でなんとなく洋裁をしていた私は、そんなことを意識したこともなかったので 「え!そこまでやるんですか?」と思わず聞き返してしまいました。 先生曰く「プロはそこまでやるんですよ。どこまでも丁寧に。これからは意識してみてくださいね」と。 言われた通りに丁寧に針を落として縫い直したら、売り物の洋服みたいにビシッときれいに仕上がって「丁寧な仕事はここまで神経を使うんだ」とものすごく感動しました。 それから、何を作る時も「どこまでも丁寧に」を心がけています。 ぬいぐるみの縫い目は、表からは見えません。 でも、丁寧にきれいに縫いたいと思って毎回作業しています。 まだまだ技術的に至らない点も多いのですが、これからも精進していきたいと思います。 最後まで読んでくださった方がいましたら、ありがとうございます。 次回も、制作にまつわるお話を書きたいと思います。

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