台湾花布手作りスマホケースの誕生の物語

台湾花布手作りスマホケースの誕生の物語

子供の頃から手作りが好きだった。 振返ってみれば、日常で使っている小物をほぼ自分で作っていた。もちろん、簡単な道具で製作できるものに限っている。ミシンを持っていなかったので、布小物はすべて手縫い、日曜大工に及ばないが木材で何か小物も一応できていた。日本に来た今でも、節約のため身の回りの道具や材料を生かして自分なりにアレンジして作っている。東京小金井市にある台湾日和店舗のインテリア、ディスプレイにもこの器用さの御蔭といっても過言ではないと、自信をもって自慢できると思う(笑)。 台湾日和を立ち上げた最初の頃は台湾から仕入れた雑貨を販売したり、台湾の情報を提供したりすることがメインだった。ただ店番があまりにも暇でついでに商品をさらに増やしたい、コストを考えると手元にある台湾花布を使って何か売れそうなものができたらいいかもしれないとおもいつづ台湾日和の手作り雑貨を作り始めた。 なぜ、縫う布小物よりもボンドで接着のカルトナージュ? 台湾花布のバッグ、ポーチなどは実はすでに沢山仕入れてきたから、また同じものを作っても面白くないと思った。たまたま本屋で見つけたカルトナージュの本に載っている作品がとても上品で綺麗だった。その時ふと思った、台湾花布でできたら可愛いに違いない! そして最初に作った台湾花布のカルトナージュ作品は栞だった。 栞を見せびらかすつもりでSNSに載せたら、フォロワーさんから「台湾花布でスマホケースが作れますか?」とお問い合わせが来た。彼女の要望に答えたくて試作を繰り返した。これがきっかけでアイディアがどんどん沸いてきて、スマホケースを作るようになった。 ここ一年でオーダー、試作、サンプルも含めれば作ったスマホケースはもう100個を越えた。作れば作るほど、コツを掴み、常に進化している。そして目指す目標はただ一つ「唯一で可愛いスマホケースを作る」こと。 市販のスマホケースと比べたら、まず、製作方法の違い。台湾日和のオリジナルスマホケースはカルトナージュの応用、厳密にいうと、一般のカルトナージュとは少々違うけれど、厚紙と生地でできているので、革製のスマホケースの頑丈さには及ばないがボンドの硬化特徴を利用して、日常携帯するには問題ない丈夫さをクリアしている。さらに、貼り方によって、生地の特徴を残したり、芯をいれたらフワフワ触感で触り心地もよくなる。また台湾花布は同じ生地でもカットの範囲が違うと、柄配置によって雰囲気が変わる。基本、同じ作品がもうできないので、すべてが1点もの! 台湾日和オリジナルスマホケースはまだまだこれからも進化していく。どうぞご期待くださいね!

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猫の耳が付いている可愛い猫型の巾着ポーチ&バッグの職人

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