価格が高い問題…私も自分で値段付けといて高いなぁと感じます。
しかしボロ儲けしてやるぜいひひひひひと思って値段をつけてる訳ではなく、きちんと計算したらこうなってしまったんですね。
今回はLukatick鉄板商品・ブレスアンクレットの値段の根拠について書きます。
私がハンドメイド作品を売るに至る前、何冊か経営やマーケティングの本を読みました。勿論ハンドメイドの経営についても勉強しました。
そしてハンドメイドで収益を得るには原価に人件費を入れないと、売れっ子になった時悲惨な事になると知ったのです。注文が来れば来るほど赤字になるなんて冗談じゃありません。
しかしこの人件費が原材料費なんて問題にならないくらい価格を圧迫します。とても高い。
私は地域の最低賃金×時給で計算してますが、それでもマクラメ編みという編み物をしてると最低3時間はかかります。ここで仮に最低時給1000円で計算すると、すでに原価3000円!
(ちなみに私のマクラメ編みはできるだけ早く編めるよう独自に改良した編み方をしています。以前プロのマクラメ作家さんと同じ編み方に挑戦した所、まる1日かかって石の周りの装飾部分が編み終わりませんでした。)
…これなら最低時給が安い地域の人に外部委託した方が安くなるんじゃないかなぁ…。中国製の商品が増えるのも納得です。
そもそもマクラメ編みなんてしないで普通に金属パーツで作っちゃえば所要時間1時間もかからないので、安く済みます。
しかしそれだと私の作りたい、金属アレルギーの人も使える水濡れOK洗ってOKの絶対的な強度を誇るアクセサリーは作れません。
レジン作品の部分も同様に時間がかかっておりますが、こちらは同じ作り方のものを何個か同時に量産する事が可能です。かかった時間+原材料の値段の合計をできた個数で割ると、あら不思議。一個当たりがお安くなります。(それでも4〜5時間くらいかかりますが…)
工場で大量に量産した商品がびっくりするほど安いのはこういう事なのですね…。だから100円均一なんて商売が成り立つんですね。
他に原価になるものとして、原材料(私の作品ならレジン、レジンに封入してるもの、綿紐、ビーズなど)、作るのに使ったもの、梱包材代、光熱費、販売手数料などがありますが、これらを合計してもマクラメ編みを一本作り上げる人件費を超える事はまずありません。むしろ良いものを使ってかかる時間が少しでも短縮されるのならばその方が良いのではと思ってしまいます。
今の所価格を抑えるには、私が千手観音様に進化して作業スピードを上げる以外にないのですが残念ながら私は死ぬまで人間で腕が2本しかありません…。申し訳ありません…。
末永く作家活動を続けていく事を見据えれば人件費と利益の確保は絶対必要なものになりますので、頭の片隅にでも置いて頂けますと嬉しいです💦
今後も作っている工程などをちょこちょこ発信していけたらいいなと思っています!
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