かんざし金具について

かんざし金具について

当店で取り扱っているかんざし金具についてのご説明です。 商品説明に書くと長くなりすぎるため、省略しても大丈夫だけど、記載したいと思うことをこちらに記載しました。 興味のある方は、読んでいただければと思います。 〇上記画像の金属タイプのかんざし金具3種類は、「玉の交換」が可能なです。 金具そのものに個体差があります。 玉の通る部分の長さが同じではありません。 そのため、隙間を埋めたり等の調整などが必要になります。 軸と玉のサイズにより、入る、入らないの判断が必要となります。 そのようなことに抵抗のない方にのみ、玉の交換利用をお勧めしています。 〇玉がくるくる回るのを防止するためや、小さな隙間を埋めるために、一部の作品にフローレンテープを巻いてあります。 〇発送前に、ネジの部分に木工用ボンドで仮止めをしてからの発送を基本としています。 木工用ボンドは、金属を接着しない性質のため、緩み防止用に程よい素材です。 取り扱いメーカーも推奨している使用方法です。 こちらの3種類を取り扱っている業者さんとは、10年以上お取引を続けています。 ◆一本足タイプ(画像上) とても丈夫でしっかりしています。 夜会巻きなど、かんざし本体に力が加わる使い方におすすめ。 複数メーカーの金具を取り寄せて、実際に折ってみて一番丈夫だと感じました。 (手の力では折れませんでした) 玉の根元部分の金属は、溶接で取り付けてあるとのことです。 とはいえ、玉の部分ではなく軸の部分を持ってお取り扱いすることは、簪の基本とお考え下さい。 強い力が加わったりするときに弱いのは玉の根元部分であることは変わりません。 <<玉の通る部分のサイズ>> 軸径2.5㎜又は2㎜程度 一部のメッキから、2.5→2㎜に変更しているそうです。 現在変更前のパーツと両方取り扱っている状態です。 軸長さ20㎜前後で数ミリの個体差あり。 (私が仕入れた範囲では、20㎜前後が中心で、17~22㎜程度のものもありました) 〇ショップ作品の金具の色交換について。 在庫の範囲で対応可能です。 金具に個体差があるため、玉の上下に入っているシリコンリングなどのデザインが変わったり、対応出来ない場合もございます。 また、玉の上下に入っている金属ビーズのアンティークゴールド、黒系はメーカー廃盤のため、クッションリング等で対応致します。 ◆二股タイプ。(画像中央) こちらも、メーカーは夜会巻き等を推奨しているタイプです。 通常にお使いいただく分には問題ない範囲と思います。 比較的柔らかい感じの金属ですので、強い力を加える使い方をする場合はご注意ください。 軸の付け根部分は(ロー付け部分)に力が加わらないようにお使いください。←これ重要です! テストとして、両手で強い力を加えてみると、その部分が折れました。 強度優先の方は、一本軸タイプをお勧めします。 <<玉の通る部分のサイズ>> 軸径2㎜程度(2㎜+メッキ) 軸長さ21㎜前後で数ミリの個体差あり。 ※先端の玉部分がネジになっております。 ネジ部分が浅いので、木工用ボンドによる仮止めを行うことをお勧めします。 こちらは、先端部分が丸く転がりやすいので、先端パーツの紛失にご注意ください。 先端パーツだけの購入は出来ません。 〇ショップ作品の金具の色交換について。 在庫の範囲で対応可能です。 金具に個体差があるため、デザインが変わったり、対応出来ない場合もございます。 また、玉の上下に入る金属ビーズの一部が廃盤のため、シリコンリングに変更しています。 ※こちらの金具は、アンティークゴールドカラーの取り扱いがございません。 ◆耳かき簪タイプ(画像下) しっかりとした作りです。 強度は、一本足と二股タイプの中間程度で、夜会巻きにもおすすめなタイプです。 足部分にしなやかさがあり、バランスの良い金具と思います。 <<玉の通る部分のサイズ>> 軸径3㎜程度(3㎜+メッキ) 軸長さ17㎜前後 ネジ部分の長さ調整で、穴の直径3㎜より大きいもの17㎜~22㎜程度の長さの玉に対応可能です。 こちらのタイプは、玉を交換しやすいです。 〇ショップ作品の金具の色交換について。 在庫の範囲で対応可能です。 原価が高価なため、少量しか在庫しておりません。 ご希望のお色への対応が出来ない場合もあります。 ◆メッキについて。 どれもメッキ製品です。 そのため、経年による変色や、コーティングの剥げ等ございます。 汗や皮脂が付いたら、布で拭きとっておくなどお手入れをすると、長持ちします。 メッキの色で迷った時、メッキの強度で選ぶのでしたら、ロジウムメッキ(銀色系)がおすすめです。 一番持ちが悪いと感じるのは金メッキです。 メッキの色合いは、仕入れの都度色味が異なっている場合がございます。 ロジウムメッキはほぼ安定している印象です。

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