刺し子作品の製作とは、直接的には関係のないお話になるかもしれませんが、
私が3年前から関わりを持つ、「和綿」についてお話したいと思います。
綿といえば、布の素材としても馴染みのあるものですね。
今、市場に出回っている綿のほとんどは海外産の綿になります。
かつては日本のあちこちで栽培されていた「和綿」。
今、それを復活させようという取り組みが色々な所で行われています。
私が関わらせていただいている「tomoniつながる和綿プロジェクト」もその一つです。
まずは、私と和綿との出会いからお話ししたいと思います。
ある日テレビを見ていたら、一から和綿を育て、そこから糸を紡ぎ、織って布にして、作品を製作しているという方の特集が組まれていました。
当時、日本製のものやオーガニックコットンに強く興味を持っていた私は、
和綿というものを初めて知り、また、そんな取り組みをされている方がいることに感激して、テレビに目がくぎづけになりました。
しかしながら、そのような生活に憧れを抱いたものの、あまりに今の自分の日常とはかけ離れており、夢のような話だなぁ・・というのが、その時の感想でした。
その②へ続く。