コロナ禍、人が若さを失うということ

コロナ禍、人が若さを失うということ

●外出控えめオシャレも控えめ● コロナがさらに物作りに影響しています。 人が行動をしないということは、これ程 までに経済を抑え込んでしまうということを、つくづくと感じているところです。 友人の帽子デザイナー(76)は、今も売上 を見込めなくとも、百貨店に出店していますが、どこも赤字だと言っています。 そのため、新しい素材や新作をつくる気持ちもなえてきます。 経費もかかりますから、冒険もいたしません。 人が来てくれないことには、売上も上がりません。 多くの物作りの人は、年齢的にも高齢の人が多いです。 当然ネット関連は苦手、今まで通りでは先細りは わかっていても、新しいやり方をしようとしません。 時折でんわで話している私でさえ、他人事ながらじれったさを感じています。 年を重ねるということは、切り替えるパワーと 未知の世界へ踏み入れることに非常に不安、 ためらいを感じている人が多いなとつくづく考えさせられます。 本当の若さとは何かということも、コロナがあって思いめぐらされます。 体は元気、見た目も非常に若々しい。 老人ぽさなんて、皆全くないです。 頭の回転も、喋りも快適です。 ●時代の変化と急激な変化● しかし、これまでの考え方の方向性を一部でも 変更することを、頑なにしたがらない方が多いです。 これが本当に年をとるということなのかと、思わされているところです。 ものすごい才能のある74歳のニットデザイナー。 ニットでここまで出来るのかというくらい、すばらしい仕事をしている方。 コロナ感染が怖いからしばらくは出店を控えると言っていました。 これが一年半後くらい迄続くだろうから、廃業も考えているとのことです。 跡継ぎもいらっしゃるのに。 「廃業」などという言葉がでたらもうそちらの方向に必ず進みます。 人の心理とはそういうものだと思います。 弱気になったら、弱気な結論にたどりつくと思います。 これって、年齢が行動を押さえ込んでいるのでしょうね。 あと何年で動けなくなると、逆算しているはずです。 若い方にはわかり得ないことでしょう。 私の経験でも、30歳の時、自分が50歳に なるなんて考えられなかったくらいです。 しかし、皆バリバリに働けるのです。 ご自分をもっと今までとは違うやり方をさぐり ながら、オリジナルの世界を続けてほしいと、願いたいです。 ●まとめ● 技術センスの素晴らしい物作り作家の今を、お知らせさせていただきました。 ネットの利用をしていないため、良いものが埋もれている現状でした。 また、今後の新作も躊躇して休止している作家さん。 今後のブログは、私が関わるまたは出会った 素晴らしい物作り作家の、ご紹介もしていく予定です。 出店案内やご相談があれば問合せ先など、 ネットをやらないために発信できない方の代わりに、ご案内していく予定です。 ホームページは持っていても、皆様にご覧い ただけていない方なども、このブログからお知らせする予定です。 「手仕事の現場の今」をお楽しみにしていて下さい。

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ジュエリー作家エツコナカムラ

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