オヨヨちゃんと私

オヨヨちゃんと私

オヨヨちゃんは『brooch shop OYOYO』のブローチとして誕生した、おかっぱヘアでおとぼけ顔の女の子です。ここでは私が抱いているオヨヨちゃんへの熱い想いを語り尽くしたいと思います。どうか聞いてやってくださいな。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 OYOYOの開店準備期間中、私は毎日いろいろなブローチを少しずつ作り溜めていました。その中のひとつ、女の子型のブローチを完成させた時、ビビビとなにやら運命のようなものを感じたのです。 これは作り手が抱く愛着心とは違う。「特別な友人ができた」ふとそう感じました。「そばにいるだけでホッとするこの雰囲気、すべてを受け入れてくれそうな大らかなまなざし…。でもそれだけじゃない、なにか強い意志のようなものを感じる…。私はこの子の…友人になりたい!」 唐突に湧き上がってきた不思議な感情。自分の作品に対してこんな気持ちが芽生えるとは思いもよらず、戸惑いながらもひとり静かに感動に打ち震えました。この子、いいヤツには違いないけど只者ではない…。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 企画当初は「女の子ブローチ」というありふれた商品名にする予定でした。しかし、いやいやこの子には絶対に名前が必要だ!と思い直し、おそらく長い付き合いになるであろうと、ブランド名と同じ名前の『オヨヨちゃん』と命名しました。 この初代オヨヨちゃんは、OYOYOの看板娘として現在もインスタやツイッター等で大活躍してくれています。あれです、うちの広報部長なんです。友人であり同僚でもあるオヨヨちゃん。めちゃくちゃ頼りになります。仕事がつらい時は励ましてくれます。ホントいいヤツでステキな子です。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 。 商品ラインナップのひとつ(ひとり?)に過ぎなかったオヨヨちゃんブローチも、その後カラフルになったりポケットに入ってみたり、いろんなバリエーションの仲間が増えてにぎやかになってきました。そしてぽつぽつと気に入ってくださった方の元へ旅立っていくように…。送り出す時はいつもちょっと寂しい。でも新たな場所での彼女の人生を想像するとわくわくもしてきます。 ココロに寄り添う小さな友人オヨヨちゃんは、私の心の支えとなってくれたように、今日もつぶらな瞳で誰かを見守っていることでしょう。

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