冬の新作オヨヨちゃんブローチを4点UPしました！

・ロンドンガールに憧れて＊ビターレッド
・ロンドンガールに憧れて＊ロイヤルブルー
・モノクロームシネマ＊バーガンディー
・モノクロームシネマ＊ミッドナイト

ココロに寄り添う小さな友人オヨヨちゃん。
オヨヨちゃんを胸元にちょこんと携えて
今日も愉快で楽しい一日を♪


冬の新作オヨヨちゃんUPしました！

現在、オヨヨちゃんシリーズは
ご注文をいただいてから制作に入る
「受注制作」という形をとっています。

進行中の制作分もありますので
受注のタイミングにもよりますが、
ご注文から発送まで最長10日間ほど
お時間をいただいています。

「え！あんなに小さな物なのに
　10日もかかるの…？」

はい、そうなんです、、
あんなに小さな物なんですけど
10日もかかるんです。。。
お待たせしてしまってごめんなさい。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

一体、オヨヨちゃんはどんな風に
作られているのだろう？

気になってる方、いらっしゃるかしら。
いてほしい。いたらいいな。。
いや、気になってなくても
ちょっとだけ知ってほしいな。。。

そんなわけでこちらのレターで
シリーズ「オヨヨちゃん制作日記」
と題しまして、制作工程を少しずつ
ご紹介していこうかなと思っております。

どうぞお楽しみに！




オヨヨちゃん 誕生までの道のり

始まりました、オヨヨちゃん制作日記。

オヨヨちゃんが誕生するまでの制作過程を
少しずつご紹介していこうと思います。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

まずは企画・デザインからスタート。
オヨヨちゃんのラフ画を描きます。

以前はすべてを手描きで行っていましたが
最近「およよテンプレート」なるものを
作成しました。
オヨヨちゃんの外枠の線だけを描いて
並べたものです。

これ使うとめちゃくちゃはかどる！！
もっと早く作ればよかった。。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

こんな感じで、
ぬり絵感覚で思うがままに
ラフ画をひたすら描きまくります。

アイデアを出し尽くしたら
全体のバランスや季節感を踏まえて
その時に合ったデザインをピックアップ。
微調整や修正を重ねて
さらに磨きをかけていきます。

デザインが決まったら
次はいよいよ造形に入ります。

つづく

オヨヨちゃん制作日記①（デザイン）

デザインが決まり、
ここから造形作業に入ります。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

オヨヨちゃんは
石紛粘土からできています。
（※一部、木粉粘土のものもあります）
陶土と比べると仕上がりが軽く、
硬化した後に彫刻できるのが特徴です。

まずは真っ白な石紛粘土に
細かくきざんだ乾燥茶葉を混ぜ込みます。
茶葉が均一に行き渡るように
しばし練り練り。。

この時、お茶の香りがふわっと漂って
ちょっといい気分になります。笑。

茶葉を混ぜ込むことにより
粘土がほんのり生成り色に染まり、
茶葉の粒でほっこり素朴な風合いに。

ベースの粘土が練り上がったら
板状に薄くのばし、
クッキーの型抜きのように
オヨヨちゃんの型で型抜きします。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

型を抜いたら1週間ほどかけて乾燥させます。

粘土は乾燥すると少し縮みます。
縮むことにより、どうしても反りが
生じてしまうという問題が。

少しでも反りを防止するため、
この1週間の間は
「半日に1回ひっくり返す」
という地味な作業を繰り返します。
地味だけど、とても大事な作業です。

意外と手間のかかる子なのです。。

つづく

オヨヨちゃん制作日記②（制作1～6日目）

1週間ほどかけて乾燥させて
カチカチに硬くなった粘土。
1週間前と比べると、ひとまわり小さく、
そして軽ーくなってます。

このままでは表面にざらつきがあるので
やすりやリューターを使って
滑らかにしてあげます。
この時はめちゃくちゃ粉が舞うので
マスクとゴーグルで完全防備。
くしゃみ厳禁です。

つづく



オヨヨちゃん制作日記③（制作7日目-その1）

ベースがきれいに整ったら次は彫刻。
オヨヨちゃんの顔、ワンピースの枠線を
彫刻します。

なんと言っても顔は命！！
この作業は修正が効かないので慎重に。

おとぼけ顔がかわいく仕上がると
私も思わずにんまりしてしまいます。
（親バカですみません。。。）


つづく

オヨヨちゃん制作日記④（制作7日目-その2）

次は色付け。

アクリル絵の具を使います。
ほんのりきらきらするパール入りのものが
お気に入りでよく使っています。

わざとムラ塗りすることもありますが、
今回はパキっとしたイメージに
仕上げたかったので二度塗りしました。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

この段階で一晩乾燥させます。
続きの作業はまた明日。

つづく

オヨヨちゃん制作日記⑤（制作7日目-その3）

絵の具が乾燥したら、
次はワンピースの柄を彫刻。

これも修正が効かない作業なので
慎重に。。。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

続いてコーティング作業。
ツヤのある水性アクリルニスを使います。
まずは裏面に塗りぬり。

ここでしばらく乾燥させて、
接着剤でブローチピンを付けてあげます。

接着剤が定着するまで
また一晩置いて乾燥させます。

つづく



オヨヨちゃん制作日記⑥（制作8日目）

ブローチピンの接着具合を確認し、
最後に表面のニス塗りをします。

最後にスワロフスキーやパールで
おめかしすることも。

ここでまた一晩乾燥させます。

そう、オヨヨちゃん制作の大半は
この「乾燥待ち」の時間なのです。。

つづく

オヨヨちゃん制作日記⑦（制作9日目）

乾燥に乾燥を重ねて
ようやく仕上がったオヨヨちゃん。

ひとりずつと会話をするように
怪我はないか、
かわいく仕上がっているか、
くまなくチェックします。

ここをクリアしてようやく完成！

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

こうしたたくさんの工程を経て
オヨヨちゃんは作られているのでした。

ちなみに
ごくたまに変顔なオヨヨちゃんが
出来上がってしまうことがあるのですが
そういう子は「秘蔵っ子」として
私のお供にしています。笑。


制作日記おわり


オヨヨちゃん制作日記⑧（制作10日目）

オヨヨちゃんは『brooch shop OYOYO』のブローチとして誕生した、おかっぱヘアでおとぼけ顔の女の子です。ここでは私が抱いているオヨヨちゃんへの熱い想いを語り尽くしたいと思います。どうか聞いてやってくださいな。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

OYOYOの開店準備期間中、私は毎日いろいろなブローチを少しずつ作り溜めていました。その中のひとつ、女の子型のブローチを完成させた時、ビビビとなにやら運命のようなものを感じたのです。

これは作り手が抱く愛着心とは違う。「特別な友人ができた」ふとそう感じました。「そばにいるだけでホッとするこの雰囲気、すべてを受け入れてくれそうな大らかなまなざし…。でもそれだけじゃない、なにか強い意志のようなものを感じる…。私はこの子の…友人になりたい！」

唐突に湧き上がってきた不思議な感情。自分の作品に対してこんな気持ちが芽生えるとは思いもよらず、戸惑いながらもひとり静かに感動に打ち震えました。この子、いいヤツには違いないけど只者ではない…。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

企画当初は「女の子ブローチ」というありふれた商品名にする予定でした。しかし、いやいやこの子には絶対に名前が必要だ！と思い直し、おそらく長い付き合いになるであろうと、ブランド名と同じ名前の『オヨヨちゃん』と命名しました。

この初代オヨヨちゃんは、OYOYOの看板娘として現在もインスタやツイッター等で大活躍してくれています。あれです、うちの広報部長なんです。友人であり同僚でもあるオヨヨちゃん。めちゃくちゃ頼りになります。仕事がつらい時は励ましてくれます。ホントいいヤツでステキな子です。

。　。　。　。　。　。　。　。　。　。

商品ラインナップのひとつ（ひとり？）に過ぎなかったオヨヨちゃんブローチも、その後カラフルになったりポケットに入ってみたり、いろんなバリエーションの仲間が増えてにぎやかになってきました。そしてぽつぽつと気に入ってくださった方の元へ旅立っていくように…。送り出す時はいつもちょっと寂しい。でも新たな場所での彼女の人生を想像するとわくわくもしてきます。

ココロに寄り添う小さな友人オヨヨちゃんは、私の心の支えとなってくれたように、今日もつぶらな瞳で誰かを見守っていることでしょう。

オヨヨちゃんと私

夏の新作オヨヨちゃんブローチを3点UPしました！

・すいか・すいか・すいか
・ハルジオンのダンス
・海とさかなの夢

ココロに寄り添う小さな友人オヨヨちゃん。
オヨヨちゃんを胸元にちょこんと携えて
今日も愉快で楽しい一日を♪


OYOYO

OYOYOのレター一覧