2020年12月より、兼ねてより創りたいな♪と想っていた
A4サイズのポスターの販売をはじめました!
どうしてポスターを創りたかったか?ちょっと長いですが、ここでお話ししようと思います!
はなしはじめは、ずいぶんと遡りますが(笑)
私は、子供の頃、日本画の先生をしていた祖父〈じぃちゃん〉の描いた絵に囲まれて育ちました。
〈じぃちゃん〉は、お寺の襖絵を描いたり、大きな掛け軸用の絵を描いたりもする人だったのですが、我が家にあったのは、そのほとんどが色紙に描かれた絵でした。24㎝×27㎝の四角い色紙の中に、季節の動植物や、風景や情景、縁起物などが描かれていたのです。
我が家の玄関や応接間や居間には、額に入れられたり、色紙立てに立てられた〈じぃちゃん〉の絵が、母の手により、いつも飾られていました。
母は、季節が変わる毎に、次はどの絵を飾ろうかしら?と〈じぃちゃん〉の色紙がいっぱい入った箱の中から、とても楽しそうに「次のいちまい」を選んでいたものです。
毎年毎年、毎季節毎季節に描くものだから、季節ごとに分けられた色紙箱は〈じぃちゃん〉の絵でいっぱいでした。(笑)
新しい絵を描いたから取りにおいで!と電話がかかってきて、描きたてホヤホヤの絵を貰ってきた日には、母はそそくさと額を壁から外し、新しい絵を額の中に収めると同時に、それまで飾られていた絵は、またあの色紙箱にしまいます。そうやってしまわれた色紙たちは箱の中で、また次の出番を待つのです。
きょうはお客様が来るからと、そのお客様に似合う絵を選んでいる時もあったし、私が受験の時には、ふと見ると、だるまさんの絵が飾られていたり。それから、私が初めて主人を実家に連れて行った日には、(お正月だった事もあり)玄関には2羽の鶴が大空に飛び立つ絵が飾られていたのを見て、嬉しくなったのを思い出します。
旬の食べ物をいただいたり、季節のお花を活けたり、衣替えをしたり。
時にはその日に着るお洋服を選んだりするのと同じくらい当然の事として飾られていた絵。
特別な日も。特別じゃない日も。1年365日ずっと。
私たち家族の暮らしの中に、〈じぃちゃん〉の絵が溶け込んでいたのです。
時が経ち、私も自分の絵を描くようになり、私の暮らしの中に溶け込んでいた〈じぃちゃん〉の絵のように、私が描いた絵も誰かさんの暮らしの中に溶け込んでくれたら嬉しいな、と思うようになりました。
例えば、忙しくて季節のお花を活ける事は難しくても、ポスターなら、お花のようにお水を替えなくても大丈夫!毎日慌ただしく過ごしていても、おうちに帰ってきて、1枚の絵を見る事で、ささやかに季節を感じ、ほっこりしてもらえたら嬉しいな、と。
私がいつも見ていた色紙のサイズに近い、A4サイズなら、小さすぎず、大きすぎず。コンパクトなお部屋にもすっと馴染みますし、ポスターをポケットファイルに入れておけば、収納にも場所をとりません。収納する時は、できれば平置きの状態が望ましいのですが、ファイルに入れて立てかけておいても、ふにゃふにゃしないように、しっかりとした厚手の紙に印刷しました。
こうして、その季節、その日の気持ちに寄り添い、気軽に愉しめる【ちょっと飾るのにちょうどいい】A4サイズのポスターが産まれました!
なるべくなら、安くてもいいので、額に入れて飾っていただけると、ぐんと見栄えも良くなりますし、飾っている間の日焼け軽減や、不意の水濡れ防止にもなり、より長い間楽しんでいただけると思います。
マイペースではありますが、これから先、季節が変わる毎に【ちょっと飾るのにちょうどいい】ポスターを創ってゆけたらいいな、と思ってます。
いつの日か、どこかでA4サイズのポケットファイル一杯のポスターの中から、次はどの絵を飾ろうかしら?と微笑んでいらっしゃる方を想い浮かべながら創ろうと思います(笑)