横板、斜め脚、歪みがあると板の抜き差しがキツくなります。板の歪みを直して使いやすくしましょう。
ゆがみ原因:水分の増減により木の中の細胞が縮みゆがみます。
乾燥が進んだり、直射日光に長くあたったり、雨に塗れ膨らんだ状態で乾燥した場合など、木材の細胞の水分変化により起こります。表裏のうち、木材中の水分量が少なくなった側が凹側になります。よって、凸側と凹側が同じだけの水分量になれば平たく戻ります。
■直し方
①アイロンで補正
②濡らして補正
①アイロンで補正(推奨)
アイロンを強にし、凸面にアイロンを直接あて前後させてゆきます。じっくり時間をかけてください。木材が熱くなってきたころ歪みがならされていきます。熱くなるまで5〜10分ぐらいでしょうか、木材表面が熱くなるまでスリスリし続けてください。水分が抜けてゆけば曲がりが直ってゆきます。特別なアイロンは必要はなく洋服で使っているものを兼用させることができます。テフロンのものなら焦げなどの心配が減りいいかと思います。
②濡らして補正
片面だけ乾燥が進んだため反っていますので、反った凹側だけを濡れ雑巾で濡らし、濡らした側を地面に置き、濡らしていない反対面(凸側)を上側にします。そのまま乾燥させるか、木の上に重しを置き乾かします。30〜1時間ほどたったら変化を確認してみてください。
参考:無垢材のように一定方向に修正させるものと違い、合板は3層以上の木材が交互に重なっているためアイロンによる補正が効果的です。