Y's deco.のアートワークをご紹介いたします。
普段、お客様に商品をお渡しした後はあまりその商品の使い道や姿を見ることが無く、製作、梱包、発送した後は永遠にお嫁に出して二度と逢えない娘を送り出すような気持ちで見送ることが多いのですが(笑)
そうした個人のお客様の場合とは別に、商用商品のご紹介です。
画像のザクロのリースは、「ゲッセマネの園」というタイトルの商品です。
Y's deco.の隠れた人気商品なのですが、秋冬シーズンに特にご注文を多く頂きます。
このリースは浜松市にある「ぬくもりの森」というテーマパーク内の店舗で、クリスマスシーズンを彩るアイテムとして使われています。
「ぬくもりの森」は、中世ヨーロッパのとある小さな村に迷い込んだような… まるでおとぎの国にいるような穏やかで不思議な空間です。
この場所は独自の建築スタイルを追求する建築家 佐々木茂良氏が、 こんな場所があったら…と、コツコツ創りあげてきた場所なんだそうです。
Y's deco.のすべての表現のコンセプトは、「癒しの非現実世界」。
そばに在るだけで、ふと目を配るだけで感じられる日常空間を離れた夢の空間。
そんな空気感を大切にしています。
まさに、「ぬくもりの森」のコンセプトともリンクしていると感じています(^^)
この商品を、この森のクリスマスシーズンを彩るアイテムに選んで頂けたことはとても誇りに感じています。
さて、「ゲッセマネの園」というこの商品タイトルにはどんな意味が込められているでしょうか···?
「ゲッセマネの園」とは、聖母マリアが永遠の眠りにつく場所であり、イエス・キリストが最期に祈りを捧げた場所です。
人類史に残る劇的なドラマの舞台となったその地は、エルサレムのオリーブ山の麓にあった庭園風の場所です。
このリースに、オリーブの実があしらわれていますが、できるだけ自然な状態をイメージした草や蔓もオリーブ山の庭園をイメージしています。
中央の「ザクロ」は、この地域で良く収穫される果実でもありますが、イエス・キリストの復活の象徴とされる果実です。
私はクリスマスシーズンを飾るアイテムに、このようなイエス・キリストの生涯と、「復活」というパワーワードを込めて、希望を感じさせる力強い赤い果実をメインにしたリースをデザインいたしました。
こちらの商品は、その他アパレルブランドのショーウィンドウなどにも飾られました。
限りなくナチュラルでありながら、一度見ると非常にインパクトの強い商品です。
当店のラインナップよりご覧頂けると幸いです。