作品のお手入れ方法③~ウール、カシミヤ

作品のお手入れ方法③~ウール、カシミヤ

※ yukiya*crochetで販売している作品についてのお手入れ法です。  中性の洗剤を水または30度以下のぬるま湯によく溶かし、その中で優しく手押し洗いします。  (洗剤はおしゃれ着用や柔軟剤入りでもいいですし、普段使っているシャンプーなどでもいいですよ)  大きなものは折りたたんだ状態のままで洗います。  すすぎは同じように優しく手押し洗いで。  なるべく摩擦を与えないように軽く手でキュッと握るように水をしぼったら、タオルにはさんで水分を取るか、他のものと別に洗濯ネットに入れて洗濯機でごく短時間脱水します。  湿っているうちに手でよく形を整えて、しわや折り目のできない状態で陰干しします。  重みのあるものは吊るして干すと伸びて型崩れすることがあるので、平干しするか少し工夫が必要です。長いマフラーなどは複数のハンガーにジャバラ式に掛けたりもしますが、しわや折れ目が付きやすいものもありますのでご注意ください。  きれいに干せばアイロンはいらないのですが、もしアイロンをかける場合は低温から中温であて布をして裏面(糸端が出ている方)から軽くかけます。  完全に乾くとアイロンが効きにくいので、生乾きの状態かまたは霧吹きで湿気を与えてからにします。    保管の際は、なるべく光の当たらない場所に(退色や変色を避けるため)、しわや折れ目のできない状態でしまいます。  大きなものならラップの芯など筒状のものに巻き付けたり、モチーフ繋ぎのものならモチーフの境目で折りたたむといいですよ。  使うときにしわができていたら、少し湿らせて手で形を整えてあげてください。  虫害を受けやすいので防虫剤を一緒に入れて保管するほうが安心です。 ※動物性素材にはそれぞれ特有の匂いがあります。濡れると特に強く感じることがあります。これは洗っても落ちないもので、品質にも問題はありませんのでご理解ください。 ☆読み物「minneとものづくりと」の記事に、素材の特徴についてのわかりやすい説明がありますのでぜひご覧ください。  (2021.09.22 更新)「ウールとは?生地の特徴や洗濯のコツとおすすめウールアイテム10選」https://minne.com/mag/articles/2469