【訳あり漆器のご紹介】桐紋様の蒔絵椀を1客ずつバラ売りでご用意しました

【訳あり漆器のご紹介】桐紋様の蒔絵椀を1客ずつバラ売りでご用意しました

こんにちは。 YouTubeやインスタのストーリー動画で少しずつご紹介していた、桐紋様の漆塗椀について、今回はブログでも詳しくお伝えしたいと思います。 もともとは20客揃いの格式ある漆器だったのですが、「1客ずつでも欲しい」というお声を多くいただき、このたびバラ売りでのご提供を始めました。 ■ 訳ありとさせていただいた理由 動画をご覧くださった方はすでにご存じかもしれませんが、 このお椀たち――形が若干楕円形に変形しております。 本来は丸いはずの椀が少し歪み、蓋がぴったり閉まらないものもあります。 そのため、完品としてではなく「訳あり品」として出しております。 とはいえ、塗りや蒔絵はしっかりと残っていて、まだまだ十分に使えます。 ■ 蒔絵・高蒔絵の美しさと珍しい色彩 蓋の表は黒の本銀塗り、その上に繊細な桐紋が施されています。 蓋の裏には金蒔絵、さらに葉脈は高蒔絵になっており、光の加減で立体的に浮かび上がります。 内外の漆の色も独特です。 外側はエンジのようなオレンジがかった茶色、内側は渋い緑系の色彩。 この絶妙な色味は修理が難しく(修理不可能)、色彩の再現が困難なため、大切に扱っていただきたい一品です。 ちなみに高台の形も珍しく、内側が少し凹んでいます。このような細部の造形も昔の職人技を感じさせてくれます。 ■ 初めての漆器としてもおすすめ 「蒔絵の器って高そう」「扱いが難しそう」という印象をお持ちの方こそ、 このような訳あり品から始めてみるのがちょうどいいかもしれません。 はじめての方向けに、私たちが発行している電子書籍 📖『日本の器 漆 うるし』(Amazon Kindleにて販売中)もぜひご覧ください。 漆器の基礎知識から、お手入れのコツまでをわかりやすくまとめています。 ▼動画はこちら https://youtube.com/shorts/-hvbPdwFph8 👉 [YouTubeで見る|桐紋の蒔絵椀をじっくりご紹介] 店舗の頃に店を訪れた中国の茶人がら教わった蓋物の使い方を動画にしました。 ご覧の蓋物以外でも適応する使い方です。ご覧ください。 ※画像ではご紹介しきれなかったディテールを、動画内でご確認ください。 ■ 最後に 桐の紋様は、今では国会や公的な場などで使われるほど、格式高いデザインです。 日常の中でも、少し背筋が伸びるような器。 この機会に、ぜひ蒔絵の美しさとともに、日本の伝統に触れてみてください。 現在、状態の良いものから順番に販売中です。 数に限りがありますので、気になる方はお早めにどうぞ。 → 商品ページはこちら https://minne.com/items/39174428

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