【文學標本】泉鏡花「外科室」ブックマーカー

ーーーーーーーーーー どうぞもう、眠らずにお療治ができないようなら、もうもう快らんでもいい。よしてください。 ーーーーーーーーーー 泉鏡花「外科室」 ある病院の手術室を舞台にした、泉鏡花の「外科室」を栞にしました。 麻酔を嗅ぐと、うわごとで秘密を漏らしてしまう、そう言って麻酔を拒否する伯爵夫人。 死と引き換えにしても秘密を守ろうとする美しい患者は、優秀な外科医の刀により麻酔なしの手術に挑むことに… 当時の時代背景が色濃く反映され、それ故に哀しく衝撃的な運命を辿ることとなった男女。 究極の純愛小説とも称すべき泉鏡花の渾身作に触れて頂ければ幸いです。 製作した栞には、硬質な硝子を思わせる大粒の水晶を飾りました。 ※製作にあたり、著作権が消滅した文学作品を使用しております。 ※こちらは再販のため、封入されている紙片の形や色合いは画像と異なります。 【サイズ】 全長:約12.2cm