小さな彫刻　かばのあくび

木はそれぞれ色合いが違います。 それぞれの色合いを生かしたものを作りたいと思いました。 この木は何百年も地中に埋もれていた埋もれ木「神代楡（じんだいにれ）」。 地中の成分が木の中に入り込み、独特の色合いを生み出します。子供の時に遊んだ粘土のような緑色。 この色を生かせる動物は…、そう、カバ！と思いつきました。 本当は強くて怖いカバですが、ずんぐりむっくりの体形や大きな口は動物園の人気者です。 カバが目をつぶって眠そうにあくびをしたら…と想像して作ってみました。 開いた口には鉛筆を置いてみたり、箸置きにしてみたらどうでしょうか？きっと驚かれること間違いありません。 素材：神代楡 大きさ：たて２，５ｃｍ、よこ６ｃｍ、たかさ５，５ｃｍ。（個体差があります） 仕上げ：ポリマー塗料（木固めエース） 神代楡は本当はお爺さんのような木なのでちょっともろいような性質があります。 それで木材の内部に浸透して木の繊維を固く強くする「木固めエース」というポリマー系の塗料を使っています。　食品安全法も適合している塗料なので、万が一子供が舐めてしまっても安全です。 彫刻刀で彫り込んで、さあっとやすりかけをしています。彫りあとや木の手触りが感じられるようなざっくりした仕上げです。 取り扱い 耳や牙の部分は繊細なつくりになっていますので落下による破損に注意してください。 汚れたら水洗いしてもらっても良いですがすぐに拭き上げて完全に乾燥させてください。 ※　１体の値段です。それぞれ手作りの物なので微妙な個体差はありますのでご了承ください。