SINCE 1816 ※ピアス/イヤリング

Procyon March(プロキヲンマーチ)のお店にお越しいただき、ありがとうございます✨ こちらにご用意いたしましたのは、街で1番古い店の、朽ち果てた看板『SINCE 1816』の耳飾りでございます。 ムーンチャイルド･シティーにある1番古い店は、灯り屋でした。 店の名前は《ムーンライト》。 月光を透明な筒に封じ込めたものを売っていました。 街の人々は、その灯りを生活の中で大切に使っていました。 今ではもう灯り屋は閉じてしまいましたが、店と看板は今でも、ひっそりと残されています。 店の看板は、黒地に美しい白い文字で店名が書かれており、周りに綺麗な金色の模様が施されたものでしたが、今となっては所々錆びて剥がれてしまっています。 店を覆うように茂った深緑と黄緑の斑模様の葉が、美しかった看板までも覆い隠し、〈SINCE 1816〉という文字だけがなんとか読み取れるので、街の若い人たちは店があった事くらいは知っていますが、店名をSINCE 1816と勘違いしている人も少なくはないようです。 ------------------------------------------ 夜更かしの眼のまま出かけて ふと足を止める 面影はどこにも無く 年代物の化石のように口を噤んだ 朽ちた店看板の佇まい まるで時間が倍速で進んでしまったみたいに 君はどこから来て、どこへ行きたい？ そう問われているようで ちょっと前までの呑気な日常を 妙に焦って振り返って 足早に帰路に着く 一見大切そうに思えることも 案外放っておいても 何とかなる 気にも留めないような ある事実に辿り着いた 長閑な午后 ------------------------------------------ 【作品説明】 レジンとレジン用着色料で制作した四角形の耳飾りです。 深い緑と、さらに濃い緑、クリーミーなくすんだ緑など、さまさ緑色のひと粒です。 パールカラーのパールグレージュやパールホワイトを使い、ブルーなどもアクセントに入れました。 蔦の這う隙間から、古めかしい店看板が覗いているようなイメージで、銅のホイルも少し散らしました。 大きさは、一辺が約15mmの正方形です。 暗めの落ち着いた色味の好きな方や、アンティークな雰囲気の色味が好きな方におすすめのひと粒です。