カタクリのお花のブローチ(受注制作、山野草、レース編み)

数多くの作品の中からご覧いただきありがとうございます。 刺繍糸をレース編みして制作した『カタクリのブローチ』です。 開花時期は3月から6月で、最も見頃の季節は3月から4月といわれています。 花びらはピンクがかった薄紫色をしていて、下を向いて花を咲かせます。 また、春先に花を咲かせ、夏までに葉っぱをつけると、その後は地下で過ごす草花の仲間で、『春の妖精』とも呼ばれています。 この呼び名は今回初めて知りました。とっても素敵な別名を持っていてより好きなお花の一つとなりました。 実家の近所にある雑木林にカタクリの群生地があり、幼少期は毎年、4月ごろになると母とともに見に行っていました。 茶色の落ち葉の中にピンクがかった薄紫色のお花が一面に咲いている様子はとてもきれいでした。 そんな思い出のある素敵なカタクリの花をブローチにできたらとの思いから、今回のカタクリのブローチが生まれました。 ＊花言葉＊ 初恋、寂しさに耐える ＊誕生花＊ 1月28日、3月24日、3月25日、3月26日、4月24日 ※花言葉、誕生花は諸説ございます。 ≪制作について≫ 6本に合わさっている刺繍糸を1本にほどきながら、極細のレース針ですべて手編みをして制作しています。 花びらと葉っぱには0.2mm程の太さのワイヤーを編み込んでいます。 ワイヤーを編み込むことで、花びらにカーブをつけることができ、カタクリの花の特徴である、上向きの花びらを表現しています。 また、葉っぱの傾きをお好みに合わせて調整していただくこともできます。 今回のカタクリの花の制作には、刺繍糸の色選びにも時間をかけました。 刺繍糸は6本撚りになっている状態の色と1本にほどいた時の色は微妙に異なってきます。 その後、型崩れ防止のための硬化スプレーを施すことにより、また色味が変わってしまいます。 そのため、カタクリの花の色に近いと感じた4色の刺繍糸を選択後、それぞれ1枚ずつ花びらを試し編みし、硬化スプレーをかけ最後に出てきた色でカタクリの花に近い刺繍糸を選択しました。 めしべとおしべは約1mmのペップを染色液で紫色に染め、花びらから出る長さもバランスを見ながら、ミリ単位で調整しています。 大きな2枚の葉っぱはお花よりも目立ち過ぎないように薄緑の刺繍糸を選び制作しました。 これからの季節にシャツやスカーフのワンポイントにいかがでしょうか？ また、リュックや帽子に付けてハイキングや登山などに出かけてみませんか？ 全て手編みで制作しておりますので、写真と全く同じではなく、すべて1点ものになります。手編みならではの温かみや風合いを感じ、楽しんでいただけたら嬉しいです。 ≪サイズ≫ 約5.0cm×5.0cm ≪材料≫ ・刺繍糸 ・ブローチ金具 ・ワイヤー ・極小ペップ ・接着剤 ・染料 ・硬化、防水剤 ＊ギフトラッピングにも対応しております。 お花好きの方へのプレゼントにいかがでしょうか？