宙(そら)の底 ※ピアス/イヤリング

Procyon March(プロキヲンマーチ)のお店にお越しいただき、ありがとうございます✨ こちらにご用意いたしましたのは、イクトゥアルポク天文台の望遠鏡から覗く『宙の底』の耳飾りでございます。 イクトゥアルポク天文台は真っ黒な墨色の外観で、夜は明かりがないと何処にあるのかも分からないような建物です。 でも壁には、星の粉入りの特別な塗料で、小さな星々や惑星が描かれていて、とても美しく広がりのある宙模様の建物でした。 イクトゥアルポク天文台の研究員や職員は、毎日そのような魅力たっぷりの建物の中で、新しい星や星雲、惑星などが現れていないか何度も何度も望遠鏡を覗いています。 イクトゥアルポクとはイヌイットの言葉で、「誰か来ているのではないかと期待して、何度も何度も外へ出て見てみること」という意味です。名前の通り、天文台の人々は新しく星が近くまで来ているのではと期待して、何度も何度も外へ出て空を見上げたり、望遠鏡を覗き込んだりして待つのです。 時々、新しい発見を待ちすぎるあまり、望遠鏡を覗き込みすぎて宙の底が見えてしまうなんてこともよくあるそうで… そんな時は決まって先輩職員さんから、「もう君も1人前の天文学者だ」なんて言われるんだそうです。 底の近くまで覗いて見ると、案外透き通っていてよく見えるものなんだそうですよ。 宙の底なんて、どんな世界なのか想像するだけで胸が高まりますよね。 空気中の水分が分厚く集まった、海のような場所じゃないかと噂されているんですが、それについては天文台が発行している月刊誌『天文紀行』の次月号に載るみたいなんです。 この街では、天文紀行が本屋さんに並ぶ日は、朝一番に求める人がたくさんいるんです。 ------------------------------------------ 果ての果ての空の色 遠いから暗く見えるだけ 近いから透けて見えるだけ よォく覗いて見てごらん 何億年かぶりに 此処へ届いた星の瞬きが 人知れず 弾けて踊る宙の底 時には 糸の切れた凧のように ひらひらと宙を走り 寄せて返す白波のように チラチラと白光を飛ばす ------------------------------------------ 【作品説明】 レジンとレジン用着色剤を使用した作品です。 空の果ての果てをイメージした、深い青の耳飾りです。 海の波打ち際のような、宙のような色をイメージし、白をベースに深い青色やパールホワイトを流し込みました。 深く落ち着いた色の中に、光るパールカラーが星の輝きのようです。 サイズは丸型12mm、15mm、20mm、四角(約15mm角)。 大きさによって色付き方や模様の雰囲気が変わるかなと思います。 宙の不思議の物語が付いた耳飾りで、耳元を飾りませんか？