ここは作品の販売ページではありません
雨錆堂の「リボンブックマーカー」シリーズについて、そもそも〝栞〟を作ろうと思ったきっかけや本への思いを綴ったページです
作品詳細欄に書き切れなかった個人的な感情や補足的な情報です
****
【コンセプト】
〝ページから抜け出した本の世界〟
まるで気分によって服や髪型を選ぶように
読んでいる本の内容に合わせて栞も色やデザインを変えられれば
「本を読んでいる空間ごと」楽しめて
そしてより深くその世界に没頭出来るのではないだろうか
そういう思いから製作しました
【動機】
私は本が大好きです
子供の頃、布団の中で懐中電灯で照らしながら読んだ冒険譚
異国の地を主人公と共に巡り
怪談話は怖いのについ何冊も読み漁ってしまう
文豪と呼ばれた人々の数奇な人生の、どこか自分と似た所のある心持ちを掠れた文字と共に追体験し
鮮やかな絵画や写真はお気に入りのページに折り癖が付いて…
様々な本と共に、人生を歩んできました
決して大量に読んではいませんが、ひとつひとつの世界に深く入り込み、楽しんできました
そんな中で
「読んでいるこの空間ごと世界観に浸れたら素敵なのに」
と思うようになりました
哀しい話なら彩度を下げた装丁、楽しい話なら明るい表情の挿絵が入るように
本を閉じた後も、また開くときも
ページから少しのぞいたリボンと装飾品で、「本のある空間」そのものを飾れたら…
まるで物語が本から抜け出して、この現実と地続きであるかのような…
そういう栞が欲しいという考えがずっとありました
おまけで付いてくる紙の栞のデザインは本の世界観とは全く無関係で物足りず
おまけに、雑な性格の私は紙一枚など無くしがちな上、鞄の底で折り曲がってシワになって結局捨ててしまったり…
既製品は様々なデザインがあるけれど自分の中ではピンポイントではなかった
もっともっと沢山のデザインを欲していたのです
なので手に入る限りの資材を組み合わせ
〝より自由度が高く〟〝より多く〟
選択肢を増やす事に決めました
【本への思い】
紙の本の好きな所は色々ありますが
「実感がある事」
「目的に特化している事」
でしょうか
情報を効率的に得る事に関して、持ち運びやすく嵩張らず、比較的廉価で一括保存出来る電子書籍には敵いません
紙の束は重く複数の持ち運びには適さず場所も取り、保存方法によっては虫が湧くこともあります
それでも私は紙の本を手放せません
大きさや形態は最も用途に適したもので、ぱっと目に入る表紙の情報もただその為だけに練られたもの
手に取ると重みがあり、ページを捲るごとに物語の終わりに近づいてゆく実感
薄く乾いた感触は、同じ紙であるのに厚みやハリ、色や香りやしなやかさは全て違うのもおもしろい
開けばそこにあるのはただ〝その情報〟だけ
指先が動く度にかさかさと小さく耳を擽る音
広告もリンクも無く、ひたすら世界に没入出来る
機動性に欠けますが、それこそが人生に必要なゆとりであり、美しさだと思うのです
電子書籍にもそれぞれに良さがあり、五感を使って楽しめる所が私が紙の本を好きな理由です
多くの知識を与えてくれ、知りもしなかった他人の頭の中を覗き、時には現実から少し離れる時の避難所のような存在の〝本〟は、自分にとって切り離し難いものなのです
【展開の仕方の予定】
このシリーズはとにかく沢山作りたいです
色やモチーフは思い付く限り自由に
シンプルでかわいらしいものから、持ち運びには適さないような重さやデザインの観賞用のものまで
価格も幅広く、服に合わせてアクセサリーを買う感覚で手に取れるような
そんなシリーズにしようと考えています
少しずつ増やすので見て頂けると嬉しいです
【おわりに】
長々とお付き合い頂きありがとうございました
ただの本好きな一個人が
「本に関するものを手作りしたい」
「既製品とは少し違うアプローチをしたい」
「多くの人に本を楽しんで欲しい」
という思いで作り始めたこのシリーズ
読むだけではない楽しみ方もありだと思います
****
…なんだか堅苦しい文章になってしまいました
「本が好きだから色んな種類の栞が欲しい!」
…要はこういう事です
これだけで済みましたね💦
少しでも伝わっていれば幸いです
ありがとうございました
ここは作品の販売ページではありません
雨錆堂の「リボンブックマーカー」シリーズについて、そもそも〝栞〟を作ろうと思ったきっかけや本への思いを綴ったページです
作品詳細欄に書き切れなかった個人的な感情や補足的な情報です
****
【コンセプト】
〝ページから抜け出した本の世界〟
まるで気分によって服や髪型を選ぶように
読んでいる本の内容に合わせて栞も色やデザインを変えられれば
「本を読んでいる空間ごと」楽しめて
そしてより深くその世界に没頭出来るのではないだろうか
そういう思いから製作しました
【動機】
私は本が大好きです
子供の頃、布団の中で懐中電灯で照らしながら読んだ冒険譚
異国の地を主人公と共に巡り
怪談話は怖いのについ何冊も読み漁ってしまう
文豪と呼ばれた人々の数奇な人生の、どこか自分と似た所のある心持ちを掠れた文字と共に追体験し
鮮やかな絵画や写真はお気に入りのページに折り癖が付いて…
様々な本と共に、人生を歩んできました
決して大量に読んではいませんが、ひとつひとつの世界に深く入り込み、楽しんできました
そんな中で
「読んでいるこの空間ごと世界観に浸れたら素敵なのに」
と思うようになりました
哀しい話なら彩度を下げた装丁、楽しい話なら明るい表情の挿絵が入るように
本を閉じた後も、また開くときも
ページから少しのぞいたリボンと装飾品で、「本のある空間」そのものを飾れたら…
まるで物語が本から抜け出して、この現実と地続きであるかのような…
そういう栞が欲しいという考えがずっとありました
おまけで付いてくる紙の栞のデザインは本の世界観とは全く無関係で物足りず
おまけに、雑な性格の私は紙一枚など無くしがちな上、鞄の底で折り曲がってシワになって結局捨ててしまったり…
既製品は様々なデザインがあるけれど自分の中ではピンポイントではなかった
もっともっと沢山のデザインを欲していたのです
なので手に入る限りの資材を組み合わせ
〝より自由度が高く〟〝より多く〟
選択肢を増やす事に決めました
【本への思い】
紙の本の好きな所は色々ありますが
「実感がある事」
「目的に特化している事」
でしょうか
情報を効率的に得る事に関して、持ち運びやすく嵩張らず、比較的廉価で一括保存出来る電子書籍には敵いません
紙の束は重く複数の持ち運びには適さず場所も取り、保存方法によっては虫が湧くこともあります
それでも私は紙の本を手放せません
大きさや形態は最も用途に適したもので、ぱっと目に入る表紙の情報もただその為だけに練られたもの
手に取ると重みがあり、ページを捲るごとに物語の終わりに近づいてゆく実感
薄く乾いた感触は、同じ紙であるのに厚みやハリ、色や香りやしなやかさは全て違うのもおもしろい
開けばそこにあるのはただ〝その情報〟だけ
指先が動く度にかさかさと小さく耳を擽る音
広告もリンクも無く、ひたすら世界に没入出来る
機動性に欠けますが、それこそが人生に必要なゆとりであり、美しさだと思うのです
電子書籍にもそれぞれに良さがあり、五感を使って楽しめる所が私が紙の本を好きな理由です
多くの知識を与えてくれ、知りもしなかった他人の頭の中を覗き、時には現実から少し離れる時の避難所のような存在の〝本〟は、自分にとって切り離し難いものなのです
【展開の仕方の予定】
このシリーズはとにかく沢山作りたいです
色やモチーフは思い付く限り自由に
シンプルでかわいらしいものから、持ち運びには適さないような重さやデザインの観賞用のものまで
価格も幅広く、服に合わせてアクセサリーを買う感覚で手に取れるような
そんなシリーズにしようと考えています
少しずつ増やすので見て頂けると嬉しいです
【おわりに】
長々とお付き合い頂きありがとうございました
ただの本好きな一個人が
「本に関するものを手作りしたい」
「既製品とは少し違うアプローチをしたい」
「多くの人に本を楽しんで欲しい」
という思いで作り始めたこのシリーズ
読むだけではない楽しみ方もありだと思います
****
…なんだか堅苦しい文章になってしまいました
「本が好きだから色んな種類の栞が欲しい!」
…要はこういう事です
これだけで済みましたね💦
少しでも伝わっていれば幸いです
ありがとうございました