◎この瓦当文の特徴を探る
「千秋萬歳」の中央に鳥の形があり、文字は上下に「千秋」、左右に「万歳」が配置されている。「千」と「秋」字が、鳥のくちばしの表現を含んだ形となっている。「千」は、人の側身形であったという原義は、もはやここにはなく、完全に鳥の形を象り、羽を大きく広げた形である。羽の下には、鳥の羽ばたきによる風か、広げた羽を表しているのか、装飾的な点が含まれている。「秋」は、「禾」の上部に鳥のくちばしを含んだ形で、「禾」の一部にも「火」もうねりを加える。「萬」、「歳」ともに、下部にうねりを長く作る。
左には、『説文』篆文を添付した。筆法の資料にて、書く順番を確認しつつ、横に長く扁平な「千秋」と、縦に長い「万歳」を楽しんでほしい。
https://www.dropbox.com/s/iedmra0xb0932jz/IMG_20220430_0005.pdf?dl=0
◎この瓦当文の特徴を探る
「千秋萬歳」の中央に鳥の形があり、文字は上下に「千秋」、左右に「万歳」が配置されている。「千」と「秋」字が、鳥のくちばしの表現を含んだ形となっている。「千」は、人の側身形であったという原義は、もはやここにはなく、完全に鳥の形を象り、羽を大きく広げた形である。羽の下には、鳥の羽ばたきによる風か、広げた羽を表しているのか、装飾的な点が含まれている。「秋」は、「禾」の上部に鳥のくちばしを含んだ形で、「禾」の一部にも「火」もうねりを加える。「萬」、「歳」ともに、下部にうねりを長く作る。
左には、『説文』篆文を添付した。筆法の資料にて、書く順番を確認しつつ、横に長く扁平な「千秋」と、縦に長い「万歳」を楽しんでほしい。
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