私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの

木製です！ 私は流れに逆らって泳ぐことで強くなったの。 ある有名なデザイナーの言葉です。 あまりにも有名なので知っている方も多いと思いますが、飽きやすい私ではありますが、 彼女の作品をいくつか作りたいと思っているところです。 1883年8月19日、彼女はフランス南西部のソミュールで生まれる。 彼女が12歳のときに母が病死。彼女は聖母マリア聖心会が運営する孤児院に預けられた。 孤児院での生活は厳しく質素なものであったが、彼女はそこで裁縫を学び、後に生かすことになる。 18歳で孤児院を出た後、彼女は仕立て屋での職を見つける。 また、副業としてキャバレーで歌うようになる。 「ココ」という愛称は、当時歌っていた曲名にちなんだものといわれている。 その後、彼女は歌手を目指して何度かオーディションを受けるも、 歌唱力の評価は低く、芸能界への道をあきらめる。 23歳の頃、彼女は資産家の元将校バルサンの愛人となりパリ郊外へ移る。 そこでの生活は自堕落なものであったという。 彼女は26歳の頃にバルサンの友人のカペルと出会う。カペルは富裕なイギリスの上流階級の出身で、 彼女をパリのアパルトマンに住まわせ、彼女の店舗の出店費用も提供している。二人の関係は9年間続いた。 バルサンと暮らしている間、彼女は退屈しのぎで帽子を制作していた。 当時としては極めてシンプルな彼女のデザインは一種のアート表現のように捉えられた。 1910年、27歳の彼女はパリで最もファッショナブルな地区に ブティック「○○・モード」を開店、彼女の制作した帽子を販売した。 1913年にはリゾートの町ドーヴィルにブティックを開業。 レジャーやスポーツに適した豪華でカジュアルな服装を打ち出した。 彼女はその後も事業を順調に拡大し、1921年には○○初の香水「No.5」「No.22」を発表している。 1939年、大企業として成長した「〇〇」であったが、 第二次世界大戦が始まると一部店舗を残しすべてのビジネスを閉鎖。 1940年、彼女が56歳のときにフランスがドイツ軍に占領される。 彼女はパリ駐在のドイツ外交官・諜報員と愛人関係にあり、 戦時中、彼女はドイツの諜報活動に関与していたという。 戦後、彼女はナチスの諜報活動に協力したことで 犯罪者として告訴されるのを避けるためスイスに亡命。 1954年、70歳を過ぎた彼女はスイスでの亡命生活を終えパリに戻り、 新作ドレスを発表。ファッション界への復帰を果たす。 ヨーロッパではバッシングを受けたが、女性の社会進出がめざましかった米国で 彼女のコレクションは熱狂的に受け入れられる。 以降、彼女はその死に至るまでファッション界に君臨することになる。 1971年1月10日、彼女は死去、87年の生涯を閉じた。