【To the moon：豊かの海】燐灰石と真珠、月の地名の耳飾り

【To the moon：豊かの海】 〜雑界堂の奥の扉が『ロケット基地のラウンジ』と繋がりました〜 19XX年に発明された砲弾型友人ロケットにより、月世界への旅は今や当たり前のものに。 観光（あるいはビジネス）で、人々は月各地のドーム都市を訪れます。 ーさて、搭乗券はお持ちですね？ 行き先は『豊かの海』 月最大のリゾート都市で、広大な海洋ドームでは豪華なクルージングや海中散歩も楽しめます。 それではどうぞ、幸運な旅を。 そうそう、お土産はぜひ、雑界堂月支店で！ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊★ お立ち寄りいただきありがとうございます。 雑界堂は『色々な世界に繋がる扉がある雑貨店』です。 扉の先のから仕入れた様々なものを取り扱い、あるいは加工して売っている…そんなコンセプトのお店です。 冒頭の文は作品の味付けとして、お楽しみいただければ幸いです。 ★＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ☽･:*デザインについて 月にある地名のひとつ、豊かの海。 もしも月旅行ビジネスが活発になった時に「豊かの海」という名前の月の土地に入植者を募ったら、どんな人達が手を挙げるだろう？ …思いついたのは野心家達が浪漫と財力であっという間に月に一大リゾート都市を作り上げる物語でした。 月面に広大な海洋ドームを建設し、海上では満天の星空の下で豪華なナイトクルーズ。海中はチューブやトンネルを巡らせて、素敵な海底公園で散策を楽しめる…。 そんな、豊かの海という月の地名にのせた空想からデザインを起こしています。 何層も重ねて作るブルーのカボション部分は、ピーコックブルーやターコイズブルーような青色から徐々に明るさを上げてほんのりと緑味を帯びます。 南の方の暖かく多様な生き物で賑やかな海のイメージから、さまざまな封入物を重ねて天然石に含まれるインクルージョンのような深みを表現しました。 月のカボションの下で揺れるのは、淡水パールとアパタイト（燐灰石） アパタイトはあえて、インクルージョンや灰味の強い個性的な細石を選んでいます。 イメージ通りの色味の細石が手に入った時だけ制作するので、あまり作れない作品です。 外側の透明な部分は、クレーターを模した凹凸で月面を表現しています。 こちらはレジンの型の元になる原型から制作しています。 背面に温かみのある金色でミラー加工を施したことで、 グラスの中で揺れるシャンパンのようにクレーターに光が散って煌めきます。 ☽･:*このシリーズについて 【To the moon】のシリーズは一つの空想が元になって産まれました。 ここではないどこかの地球の、いつかの時代。 月にはいくつものドーム都市が出来ていて、人々は観光(あるいは仕事で)簡単に訪れることができます。 月へはジュール・ヴェルヌの描いた様な(超ド級の巨大大砲で砲弾型有人ロケットを打ち上げるという)ロマン溢れる方式で旅をします。 この世界では大砲は武器ではなく、飛行機や船のようなものです。 そんな世界で生きる貴方は月に旅行に行き、スーベニアショップでその土地にちなんだアイテムを手に入れる… …というような空想です。 月世界への物語を一緒に楽しんで貰えたらとても嬉しいです。 ☽･:*サイズ 約 縦3.5〜4cm　横1.8cm (取り付け金具含まず) 重さは片耳大体2〜2.5gほど（ピアス・イヤリングの金具部分除く） ☽･:*主材料：UVレジン、アパタイト、淡水パール ☽･:*2024.10　デザインリニューアル 月面をイメージした部分をより繊細なデザインへ作り直しました。 金属のリングも一部変更しています。