コアリクイのバッグ

今回は、かなりの難題に挑戦いたしました。 みなさんコアリクイってご存知ですか？ ある方から、コアリクイを作ってほしいと言われて検索しますと、な、なんと、とても興味深い生き物ではありませんか。 プロレスラーの衣服を永久に纏った、それも敵を見つけ最大の威嚇のポーズが、腕を大きく広げ立ち上がるのです。歌舞伎のちょっと待ったという様なポーズです。 それがなんとも滑稽で、可愛らしいのです。 蟻を主食にくる生き物ですから、そんなに強いわけではないのですが、その精一杯の抵抗が微笑ましくて、助っ人に出たいくらいな気持ちにさせます。 普通は４本足で歩き回るんので、立ち上がったり、四つん場になったりのポーズが出来るように、先ずはアルミの針金をどのように入れるかを考えました。 それからバッグにとの事でしたので、なるべく沢山のものが入るようにという事と、携帯電話の小袋の付け方を、立ち上がっても四つん場になっても取りやすいように斜めにつける事でした。 もう一つは、ベルトを取り外して遊べるように、なるべく紐の金具が目立たないようにする事でした。 バッグを作る時は、いつも先ずバッグの袋の周りに板状のワタを包み、なるべく手足のワタが動かないように止める事です。 それから、今回はベルトのバックルがいらない金具をつけ、ショルダーにもハンドバッグにも出来るような長さ調節の自由でシンプルな金具をつけてみました。 作っていくうちに、私自信欲しくなりました。 サイズは、立ち上がりポーズで、高さ40X幅27X奥行き（尻尾を含む）47センチ、重さ671グラムです。 # 白い生地がなくなりましたが、同じような生地で作りました。11番目の写真から新しい白の生地になります。ほぼ最初の生地と変わりありませんでした。