希少石パライバトルマリン riri企画リングです♪
※リング:フリーサイズ SV925 ロジウム or 18KGP
スティーヴン・スピルバーグの冒険映画「インディー・ジョーンズ 最後の聖戦」が全米各地で一斉に封切られた1989年1月、米国中西部アリゾナ州ツーソンで開催された世界最大のミネラル・ショー「ツーソン・ショー」で、ある宝石が華々しくデビューしました。「見たこともない“エレクトリック・ブルー”のトルマリンがブラジルから来てるらしいよ」――噂を聞き付けたバイヤーたちがたちまちその石に殺到。まるでそれ自体が光源のようなイルミネーション・ブルーの鉱物に、トルマリン宝石としては異例のカラット単価200ドルの高値が付きました。このニュースは広大なツーソン全会場を駆け抜け、結局ショー最終日には2万ドルの大台を超えてしまいました。相場を吊り上げたのは、主に日系のバイヤーたちだったと云われています。―――色の中でも「青」に特別な思い入れのある日本人は、古来より藍染の藍色を愛でて来ました。この藍色が「ジャパン・ブルー」と内外で云われ始めた頃、この伝統色からはるか対極の「青」に出会ったのです。ネオン・ターコイズ・ブルーからネオン・ピーコック・ブルー色に輝く「パライバ・ブルー」は、“この道何十年”の宝石商を唸らせました。
デビューして僅か30年の宝石ですから、これはパライバ・トルマリンの「現代史」です。ツーソンの檜舞台デビュー2年前の1987年2月、ブラジルのガリンベイロ(同地で「宝石掘り」のこと)エイトーレ・バルボーザがパライバ州バタウラの丘を探索中、雲母やカリ長石の晶洞の中に青紫色に光るトルマリンを見つけます。通例のトルマリン原石の加工手順に従って炉内で加熱、褐色み飛ばして更に700度まで加熱すると、まさかの透き通ったネオン・ブルーに。そして、ツーソンで世界デビュー。高値が高値を呼び、現地ブラジルにパライバラッシュが起きますが、特需に沸く州内鉱山は不幸にも採掘権訴訟合戦で開店休業状態に陥りますが、その間、同州とは地続きのリオグラデ・ド・ノルデ州の鉱山が、採掘量は少ないものの、“本家”に代わって「パライバ・トルマリン」を名乗ります。
ブラジル北西端部とは大西洋を隔てた対岸のアフリカ中央部ナイジェリアから、ネオン・ブルーのトルマリンが出るのは新世紀の2001年です。続いて2003年東アフリカモザンビークからも“含銅ネオン・ブルー”が出て、本家ブラジルのお株を奪うまでになります。アフリカ産でも「パッライバ」の名で売りたい両国の鉱山主は、何と掘り出した石をブラジルに運んで、そこから再出荷したそうです。今日では、銅元素によるネオン・ブルー石は、産地を問わず「パライバ・トルマリン」と名乗れることになりました。2006年から宝石界に導入された「蛍光X線分析装置」によって銅の含有を示す「成分分析報告書」が宝石鑑別署に添付されていれば、その宝石は堂々たるパライバ・トルマリンとなります。
約3.8×3.2mm 0.18ct リングSV925 ロジウム(SV)PG変更可
※送料無料です(定形外郵便のみ)それ以外発送はご相談ください
※ハンドメイドです。完璧を求める方の購入は、お控え下さい。
※価格を安く設定していますので簡易包装です。ご理解のほどよろしくお願いします。
希少石パライバトルマリン riri企画リングです♪
※リング:フリーサイズ SV925 ロジウム or 18KGP
スティーヴン・スピルバーグの冒険映画「インディー・ジョーンズ 最後の聖戦」が全米各地で一斉に封切られた1989年1月、米国中西部アリゾナ州ツーソンで開催された世界最大のミネラル・ショー「ツーソン・ショー」で、ある宝石が華々しくデビューしました。「見たこともない“エレクトリック・ブルー”のトルマリンがブラジルから来てるらしいよ」――噂を聞き付けたバイヤーたちがたちまちその石に殺到。まるでそれ自体が光源のようなイルミネーション・ブルーの鉱物に、トルマリン宝石としては異例のカラット単価200ドルの高値が付きました。このニュースは広大なツーソン全会場を駆け抜け、結局ショー最終日には2万ドルの大台を超えてしまいました。相場を吊り上げたのは、主に日系のバイヤーたちだったと云われています。―――色の中でも「青」に特別な思い入れのある日本人は、古来より藍染の藍色を愛でて来ました。この藍色が「ジャパン・ブルー」と内外で云われ始めた頃、この伝統色からはるか対極の「青」に出会ったのです。ネオン・ターコイズ・ブルーからネオン・ピーコック・ブルー色に輝く「パライバ・ブルー」は、“この道何十年”の宝石商を唸らせました。
デビューして僅か30年の宝石ですから、これはパライバ・トルマリンの「現代史」です。ツーソンの檜舞台デビュー2年前の1987年2月、ブラジルのガリンベイロ(同地で「宝石掘り」のこと)エイトーレ・バルボーザがパライバ州バタウラの丘を探索中、雲母やカリ長石の晶洞の中に青紫色に光るトルマリンを見つけます。通例のトルマリン原石の加工手順に従って炉内で加熱、褐色み飛ばして更に700度まで加熱すると、まさかの透き通ったネオン・ブルーに。そして、ツーソンで世界デビュー。高値が高値を呼び、現地ブラジルにパライバラッシュが起きますが、特需に沸く州内鉱山は不幸にも採掘権訴訟合戦で開店休業状態に陥りますが、その間、同州とは地続きのリオグラデ・ド・ノルデ州の鉱山が、採掘量は少ないものの、“本家”に代わって「パライバ・トルマリン」を名乗ります。
ブラジル北西端部とは大西洋を隔てた対岸のアフリカ中央部ナイジェリアから、ネオン・ブルーのトルマリンが出るのは新世紀の2001年です。続いて2003年東アフリカモザンビークからも“含銅ネオン・ブルー”が出て、本家ブラジルのお株を奪うまでになります。アフリカ産でも「パッライバ」の名で売りたい両国の鉱山主は、何と掘り出した石をブラジルに運んで、そこから再出荷したそうです。今日では、銅元素によるネオン・ブルー石は、産地を問わず「パライバ・トルマリン」と名乗れることになりました。2006年から宝石界に導入された「蛍光X線分析装置」によって銅の含有を示す「成分分析報告書」が宝石鑑別署に添付されていれば、その宝石は堂々たるパライバ・トルマリンとなります。
約3.8×3.2mm 0.18ct リングSV925 ロジウム(SV)PG変更可
※送料無料です(定形外郵便のみ)それ以外発送はご相談ください
※ハンドメイドです。完璧を求める方の購入は、お控え下さい。
※価格を安く設定していますので簡易包装です。ご理解のほどよろしくお願いします。