ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
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物語2.~仲直りのエッセンス

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おばあさんが無事、森にたどりつくと森に住む妖精たちや動物達がおばあさんを、ほおっては(放っては)おきません。おばあさんは森のみんなの超人気ものなのです。なぜ人気者なのかって・・?? それはね。。。おばあさんが一生懸命考えた、薬草スープや、お花の貼り薬が、森のみんなの生活にとっても役立っているからです。 うさぎの「ミュウ」は、おなかをこわして顔色が良くありません。 おばあさんは、「お鍋の中に川の水を半分、足元の茶色の葉っぱを4枚、緑の草を1枚、1本目の道を左に曲がったところある、小さな木の皮を少々入れ、よーくかき混ぜ、太陽に丸1日当ててごらん。そうして作ったスープをお飲み。」と優しく語りかけます。 すると、どうでしょう! 次の日には、「おばあさん、ありがとう!」とぴょん、ぴょんと元気に飛び跳ねながら、 ミュウが、お礼を言いに来ているではありませんか! 今度は、かえるの「ケロちゃん」と、カメの「ミドリ」さんが、大げんかをしてしまったようです。 ケロちゃんが、おばあさんに相談に来ました。「僕、ミドリさんに謝りたいんだけど・・・素直になれないんだ・・」どうやら、ケロちゃんと、ミドリさんはささいなことから、池の縄張り争い“をしてしまい、お互い、暴力をふるってしまったようです。 「池はみんなのものだって、わかっていたんだけど・・・つい。」ケロちゃんが寂しそうにうつむきます。 おや、本当に謝ろうと思っているんだね? それならいい事を教えてあげよう。 おばあさんは、ケロちゃんの頭を優しくなでながら、そっと耳元でささやきます。「森で一番心の美しいノバラさんから、大きな花びらをもらっておいで。小さいのは駄目だよ。必ず大きいのにしておくれよ。あんたの仲直りしたい心が本物なら、大きな花びらをくれるだろうけど、仲直りしたい心が嘘なら、ノバラさんは花びらをくれないよ。」 ケロちゃんは少し考え込んでいる様子でしたが、おばあさんに「さ、勇気を出していっておいで!」と、背中をポン“とたたかれ元気に森の中をはねていきました。そうこうするうち、日も暮れて、あたりが薄暗くなってきました。 向こうの方から、 「はっ、はっ、はっ、」と息の荒い動物が、近づいてきます。 あっ!ケロチャンだ!! どうやら、ケロちゃんは無事、「ノバラ」さんに花びらをもらえたようです。それも、3枚! 一番大きなのを口にくわえています。背中に1枚、おなかに1枚。背中とお腹の花びらは紐でくくり付けてありました。 森一番の智恵袋、「カシの木おじさん」が、花びらを運ぶのに苦しそうなケロちゃんの姿を見つけ、 花びらがやぶれないように、柔らかい草の紐で結んでくれたのです。 「おあぁさん・・・フガフガ・・・」 そうです。口いっぱいに花びらをくわえているケロちゃんは「おばあさん」と、ちゃんと言えません。 そのこっけいな姿を見て森の動物達も大笑い。 この、花びらでね・・・・・「仲直りのエッセンス」を造るのよ♬ エッセンス~~~??ケロちゃんは、おばあさんの口から出た、オシャレな言葉“に戸惑っています。 「エッセンスなんて言葉、おばあさんから初めて聞くよなぁー。。」 「いつも、わたしゃ、とか。よっこいしょ。ばっかりなのに・・・」首をかしげて、おばあさんを見つめます。 「さてっ、と、もう日が暮れるよ、おうちにお帰り。今日はご苦労さん。 花びらを家に持って帰って、お花のエッセンスをあんたとミドリさんの為に作らないとね。」 あ~忙しい、忙しい。と言い残して、おばあさんは、家に帰っていきました。 「仲直りのエッセンス、いつ出来るんだろう・・・僕、ミドリさんと早く仲直りしたいんだけど・・・。」 ケロちゃんは少し心配になっていました。 それから・・・2ヶ月がたちましたが、おばあさんの姿を森で見かけることはありませんでした。 「おおとかげのイギーちゃん」も、ケロちゃんとミドリさんの為におやつを我慢することにしていました。 その頃、おばあさんはケロちゃんとミドリさんが仲直り出来るよう、毎日、毎日、寝る間も惜しんで、お花のエッセンスを作っていたのでした。大きな花びらが必要だったのは、作るのが難しく、「何回も何回も失敗してはやり直し。失敗しては、やり直し。」で、とても手間がかかるからです。おばあさんのエプロンは、草やお花のエキスがびっしり“こびりついて汚れていましたが、エプロンからとても良い香りが漂っていました。 →仲直りのエッセンス物語3.へ続く https://minne.com/items/33625353
おばあさんが無事、森にたどりつくと森に住む妖精たちや動物達がおばあさんを、ほおっては(放っては)おきません。おばあさんは森のみんなの超人気ものなのです。なぜ人気者なのかって・・?? それはね。。。おばあさんが一生懸命考えた、薬草スープや、お花の貼り薬が、森のみんなの生活にとっても役立っているからです。 うさぎの「ミュウ」は、おなかをこわして顔色が良くありません。 おばあさんは、「お鍋の中に川の水を半分、足元の茶色の葉っぱを4枚、緑の草を1枚、1本目の道を左に曲がったところある、小さな木の皮を少々入れ、よーくかき混ぜ、太陽に丸1日当ててごらん。そうして作ったスープをお飲み。」と優しく語りかけます。 すると、どうでしょう! 次の日には、「おばあさん、ありがとう!」とぴょん、ぴょんと元気に飛び跳ねながら、 ミュウが、お礼を言いに来ているではありませんか! 今度は、かえるの「ケロちゃん」と、カメの「ミドリ」さんが、大げんかをしてしまったようです。 ケロちゃんが、おばあさんに相談に来ました。「僕、ミドリさんに謝りたいんだけど・・・素直になれないんだ・・」どうやら、ケロちゃんと、ミドリさんはささいなことから、池の縄張り争い“をしてしまい、お互い、暴力をふるってしまったようです。 「池はみんなのものだって、わかっていたんだけど・・・つい。」ケロちゃんが寂しそうにうつむきます。 おや、本当に謝ろうと思っているんだね? それならいい事を教えてあげよう。 おばあさんは、ケロちゃんの頭を優しくなでながら、そっと耳元でささやきます。「森で一番心の美しいノバラさんから、大きな花びらをもらっておいで。小さいのは駄目だよ。必ず大きいのにしておくれよ。あんたの仲直りしたい心が本物なら、大きな花びらをくれるだろうけど、仲直りしたい心が嘘なら、ノバラさんは花びらをくれないよ。」 ケロちゃんは少し考え込んでいる様子でしたが、おばあさんに「さ、勇気を出していっておいで!」と、背中をポン“とたたかれ元気に森の中をはねていきました。そうこうするうち、日も暮れて、あたりが薄暗くなってきました。 向こうの方から、 「はっ、はっ、はっ、」と息の荒い動物が、近づいてきます。 あっ!ケロチャンだ!! どうやら、ケロちゃんは無事、「ノバラ」さんに花びらをもらえたようです。それも、3枚! 一番大きなのを口にくわえています。背中に1枚、おなかに1枚。背中とお腹の花びらは紐でくくり付けてありました。 森一番の智恵袋、「カシの木おじさん」が、花びらを運ぶのに苦しそうなケロちゃんの姿を見つけ、 花びらがやぶれないように、柔らかい草の紐で結んでくれたのです。 「おあぁさん・・・フガフガ・・・」 そうです。口いっぱいに花びらをくわえているケロちゃんは「おばあさん」と、ちゃんと言えません。 そのこっけいな姿を見て森の動物達も大笑い。 この、花びらでね・・・・・「仲直りのエッセンス」を造るのよ♬ エッセンス~~~??ケロちゃんは、おばあさんの口から出た、オシャレな言葉“に戸惑っています。 「エッセンスなんて言葉、おばあさんから初めて聞くよなぁー。。」 「いつも、わたしゃ、とか。よっこいしょ。ばっかりなのに・・・」首をかしげて、おばあさんを見つめます。 「さてっ、と、もう日が暮れるよ、おうちにお帰り。今日はご苦労さん。 花びらを家に持って帰って、お花のエッセンスをあんたとミドリさんの為に作らないとね。」 あ~忙しい、忙しい。と言い残して、おばあさんは、家に帰っていきました。 「仲直りのエッセンス、いつ出来るんだろう・・・僕、ミドリさんと早く仲直りしたいんだけど・・・。」 ケロちゃんは少し心配になっていました。 それから・・・2ヶ月がたちましたが、おばあさんの姿を森で見かけることはありませんでした。 「おおとかげのイギーちゃん」も、ケロちゃんとミドリさんの為におやつを我慢することにしていました。 その頃、おばあさんはケロちゃんとミドリさんが仲直り出来るよう、毎日、毎日、寝る間も惜しんで、お花のエッセンスを作っていたのでした。大きな花びらが必要だったのは、作るのが難しく、「何回も何回も失敗してはやり直し。失敗しては、やり直し。」で、とても手間がかかるからです。おばあさんのエプロンは、草やお花のエキスがびっしり“こびりついて汚れていましたが、エプロンからとても良い香りが漂っていました。 →仲直りのエッセンス物語3.へ続く https://minne.com/items/33625353
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    邪悪の薔薇-3ml入り香油

    作家・ブランドのレビュー 星5
    今回は強そうな薔薇2つが気になりました! 「凶行の薔薇」は、はじめにすーっとする香り(ウィンターグリーンの香り?)がした後に重厚で落ち着いた香りに辿り着く感じです。 「邪悪の薔薇」は、華やかでとても妖艶な香りです。黒い服を着る時に纏いたくなるような感じです。 素敵な香りをありがとうございました✨
    2025年1月31日
    by kaiusagi
    香術さんのショップ
    香術からの返信
    こちらこそ、いつも個性的な香りをお気に入りいただけ嬉しいです! 今後ともよろしく願います。
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    忘我の境-3ml入り香油

    作家・ブランドのレビュー 星5
    『忘我の境』と『蜜月』を同時に購入してしばらくつかってみましたが、『蜜月』の方が気分に合うようで、よく出番があります。 どちらもグリーンみのある印象ですが、『忘我の境』は私にはちょっと重いな?と思いました。
    2025年1月10日
    by サトウ サトコ
    香術さんのショップ
    香術からの返信
    『忘我の境』は、確かに重厚な要素がありますね。時と場所を選ぶ香調かもしれません。 『蜜月』は出番が多くて良かったです(*^^*) 今後ともよろしく願います。
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    Achilles Last Stand ~ アキレウス ラストスタンド

    作家・ブランドのレビュー 星5
    アキレウスラストスタンドは凛々しさが魅力で惹かれたのと、蜜月は私の好きなヒアシンスが入っていた(勘違いでしたらすみません)のでお願いしました(もう一つは興味本位です!)。どちらも、ほかのレビュワーさんの言われている通りに「大人」な感じで、なんとも表現しがたいですが、決してお年寄りなどではない何かを感じました。今後語彙力が満ちてきたらまた投稿させていただこうと思います。深い香りでした、ありがとうございました。
    2024年12月25日
    by lidvina
    香術さんのショップ
    香術からの返信
    早速のレビューありがとうございます。蜜月に「ヒアシンス」入っておりまーす!ご安心くださいませませ。 爽やかグリーンな香調なのに冬でも合いますよね。ヒアシンスさん♪アキレウスの大人さもお気に入りいただけ嬉しいです。 湿度や温度、纏われる箇所によっても、香調が変化しますので、いろいろ楽しんでくださいませ。 今後ともよろしく願います。
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