「あなたに足りないものは、サイダーみたいなものだと思います」
突然やってきた鳥が〈泣く方法を忘れた私〉にそう告げて、ひとりと一羽の暮らしが始まりました。
ひどく傷つくと、心は鎧をまとって、悲しみも喜びも同じく感じないようにさせてしまう気がします。
なんでもない日々が、いつしか特別な時間に変わってゆく、ある夏の31日間のおはなしを、愛でていただけたら幸いです。
______________________
■本のつくりについて
一冊ずつ手づくりの本です。
おおよそ手のひらにおさまる大きさです。
羊羹を持ったときのような、ずしり感があると思います。四角いずしり感がチャームポイントの本だと思います。
表紙について---
夏、海の色。いつも行く東北の太平洋は群青です。
波頭、雲。その白で四辺を染めました。
日々を過ごす、他愛もないおはなしです。日々のなかでふと気づく何か。気づくか気づかないかの何か。それを表紙の『7』に表しました。
本文について---
とある女性による7月1日から31日までの創作日記です。
手書き風のフォントを選びました。
■ページ数:64ページ
「あなたに足りないものは、サイダーみたいなものだと思います」
突然やってきた鳥が〈泣く方法を忘れた私〉にそう告げて、ひとりと一羽の暮らしが始まりました。
ひどく傷つくと、心は鎧をまとって、悲しみも喜びも同じく感じないようにさせてしまう気がします。
なんでもない日々が、いつしか特別な時間に変わってゆく、ある夏の31日間のおはなしを、愛でていただけたら幸いです。
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■本のつくりについて
一冊ずつ手づくりの本です。
おおよそ手のひらにおさまる大きさです。
羊羹を持ったときのような、ずしり感があると思います。四角いずしり感がチャームポイントの本だと思います。
表紙について---
夏、海の色。いつも行く東北の太平洋は群青です。
波頭、雲。その白で四辺を染めました。
日々を過ごす、他愛もないおはなしです。日々のなかでふと気づく何か。気づくか気づかないかの何か。それを表紙の『7』に表しました。
本文について---
とある女性による7月1日から31日までの創作日記です。
手書き風のフォントを選びました。
■ページ数:64ページ