「無香料宣言〜fragrance free〜」刺繍パネル作品

刺繍パネル作品 泥やゴミが沈む川の中でも美しい羽を保って凛と立つシロサギとアオサギをメインモチーフにしました。 欧米では日用品や食品に使っていい化学物質の規制が日本に比べてとても厳しいそうです！ 発ガン性など有害である〈可能性〉が考えられればそれだけで使用禁止という「予防原則」に基づいているのだそう。 ところが日本ではその規制がゆるゆるで欧米で使用禁止になっている化学物質が、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで簡単に手に入る日用品や加工食品にたくさん使われていることを知りました！ ショックでした。 特に多くの有害化学物質が含まれていると言われている人工的〈香料〉は、 洗剤、柔軟剤、芳香剤、整髪料、除菌スプレー、加工食品、農薬…など さまざまなものに使われています。 欧米ではまた、好き嫌いの問題ではなく重篤な健康に関わる問題と認知されていて（実際、香料アレルギーの方が他人が使う香料入り製品を吸い込んで死亡した例もある）香料禁止（フレグランスフリー）の取り組みをしている自治体や企業も増えてきているそうです。 日本ではこのような日用品の化学物質の害について認知度が低い状態… それでも何年も前から人や環境に優しい重曹やセスキ炭酸ソーダ、石けん製品を作り続けてくださっているメーカーさんがあります。 snsなどを見ているとそういうものを使ってくださっている方々も少しずつ増えてきているようです。 日用品の化学物質がペットたち小動物の内臓に負担をかけることを啓発している動物病院の先生方もいらっしゃいます。 また化学物質過敏症の消費者の意見を丁寧にすくい上げ対応してくださっている企業や店舗、施設も増えてきているように感じています！化学物質過敏症当事者として 心からありがとうございます♡とお伝えしたいです。 それでもまだまだ〈香害〉についての認知度が足りません！！ 大切な自分自身の身体のため、家族のため、ペットのため、大好きな“推し”のため。 呼吸器や脳や皮膚やDNAを守るために無香料、ナチュラルクリーニングにしませんか？ 生き物全てに必要な〈空気〉はつながっています。 〈水〉も共用物です。 空気や川や海や土壌もきれいになったらシロサギやアオサギも喜びます。 使ったものはめぐりめぐって自分のところに帰ってきます。 〈香害〉の認知と 「無香料宣言〜fragrance-free〜」がもっともっと広がってくれることを願い制作しました。