ヒトリシズカの湯呑み（蘭越）

素地に化粧泥を掛けてからヒトリシズカを描き蘭越釉を掛けて焼成しています。 ヒトリシズカの花言葉は「愛にこたえて」「隠された美」です。 源平合戦の英雄で知られる源義経の愛人であり舞の名人であった静御前に由来しています。 サイズ 口径：約8cm 高さ：約9cm 適量：約180ml 【こんな作り方をしています】 粘土をロクロに据えて成形します。 シッタという台の上にセットして高台（底の部分）を削ります。 全体に白い化粧泥を掛けます。 表面が少し乾いてきたら専用の道具を使ってヒトリシズカを描きます。 粘土が乾燥したら800℃で素焼します。 素焼後、釉薬を掛けて1230℃でまた焼きます。 2日後、窯から出してヤスリガケをしたら出来上がりです。 化粧泥は北海道蘭越町で採掘した白粘土を使用し、釉薬には自家製灰と蘭越粘土をブレンドした蘭越釉を使用。 北海道の恵みとこだわりがギュッと詰まったやきものです。 札幌市の藻岩山麓にある小さな窯です。 北海道の原土を水簸し約半年〜１年寝かしたものを使い、釉薬は植物の灰や札幌近郊の土石類を使用しています。地元の土で一つ一つ丁寧に作っています。