桜染めのレザー：指に優しいリング

数ある作品の中からご覧頂きましてありがとうございます。 ソメイヨシノで染めた革で作ったリングです。 本革です。 この革は作製時に自然に出来たシボ（しわ加工）によって伸び縮みします。 その性質を利用し、また編み込むことによって伸び縮みを増幅させました。 変形した指にも優しくフィットするリングが出来たと思います。 この革の特徴はターナーさんのサイトから次の通り引用しました。 ※桜の花びらが原料の草木染料をたっぷり使用した環境に優しいボタニカルレザー。 　自然な色合いを大切にした仕上げ方法によって上品な桜色が美しく表現されています。 　 　このサクラレザーは他にはない本物の桜の花びらで染色された革素材で商品化までに約4年もの歳月を費やしバランスの良い配合が完成されました。 　特に淡い色合いの桜は革に染めるのが難易度の高い染料であり草木染めで染めるためにはボタニカル染料の量や他の薬品との配合割合・加脂剤の種類・気候・湿度・PH値など細かな違いによって色の出方やタッチ感が左右されます。 　そのため環境に優しくコンセプトにこだわった安全な素材であることを自信を持っておすすめします。 　ボタニカルレザーとは？ 　植物から取り出した色素（染料）で染められた革のことで100%のボタニカル染料だけでは耐光性や色移行・色の安定性のデメリットが多いため安全な皮革染料を厳選して組み合わせています。 　淡いピンク色合いの染料仕上げ素材。 　素上げに近い軽い仕上げでより天然のナチュラルな桜を感じられるようにイメージして作った1枚。 　年月を重ねるほどに独自の味わいが増していく1枚です。（ソメイヨシノの花びらを使用）※ 革の部分は1枚革で切り込みを2本入れて編み込んでいます。 編み込んでいるので指の大きさに合わせて伸び縮みします。 リウマチの方でも安心してお使いいただけると思います。 私の右手の人差し指の第1関節にも変形があります。 時々痛みますが痛みも無く指に入りました。 編み込んだ革はボンドで貼ってカシメ（革を留める丸い金具）で留めてあります。 カシメはシルバー色です。 ただそれだけのシンプルな指輪です。 娘に実際に使って貰いましたが、カシメの部分が気にならず革の良いところが出ていると高評価を貰いました。 カシメは直径6mmを使っています。 はじめはマニキュアフラワーで桜をトップに持ってこようかと思いましたが、普段使い出来ないと思い、普段から使える落ち着いた雰囲気にしました。 バックルも付けてみたのですが思ったより見た目が良くありませんでした。 それに一番強調したいのがサクラレザーの編み込みの部分です。 それで編み込みの部分をトップに持ってくるシンプルな形に落ち着きました。 普段使いにも良いと思います。 ですが革は水に弱い側面がありますので、水仕事やお風呂などの時は外していただけるとながくお使い頂けると思います。 革は伸び縮みするといっても限界があります。 それで大・中・小と取りそろえましたので、指が細い方や太めの方などお選びいただけます。 指輪の大きさはリングゲージに通している写真がありますので参考になさって下さい。 写真の指輪のモデルは中の大きさを使用しています。 手に優しいボタニカルレザー。 伸縮率の大きい編み込み。 リウマチの手にちょっといつもとは違う雰囲気の優しいおしゃれをいかがでしょうか。