ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
通報

手紡ぎの毛糸について

1
こんにちは。糸紬の糸紡ぎへようこそ☆ 国内外の牧場で毛刈りされた原毛を年に2,3頭購入して毛糸を紡いでいます。 今回はその流れをご紹介いたします。 写真2枚~3枚目(1枚目と2枚目の羊は別の羊です) 牧場や、販売店で購入した原毛はこんな感じでビニール袋や箱に「ぎゅうっ」と詰め込まれて届きます。このままではどうしようもないので、まず庭にブルーシートを引きその上に原毛を転がし広げていきます。上手く広げられると羊を平たく置いたような形になります…私は今までに一度しか成功したことがありません(>_<) 羊の形に広げると何がいいのかと言いますと、原毛の状態がわかりやすくなることです。 毛は生えている場所によって柔らかさだったり、汚れ具合だったりが変わります。それぞれにあわせた洗い方にしたり、作品にしたりするためにわかりやすい方がいいのです。…が、開く時点で失敗している私には部位別にわける基準が無いので手触りで判断です(^^; 全体的に大きな差が無い場合もあるので、よっぽどゴワゴワしているところと、よっぽど柔らかい部分以外は全部一緒なんてこともよくあります。 分け終わったら洗います。洗うと言っても洗濯物みたいにジャブジャブ洗ってしまうと繊維が絡み合ってフェルト化してしまうので優しくつけおき洗いです。 洗い方は https://yumeitotumugi.hatenablog.com こちらでブログを開いていただいてブログ内検索で「アルパカ 洗う 私流」で検索してみてください。羊も同じ感じで洗いますが、あくまでも一例です。 写真4枚目 乾燥したらカーディング(カーダーで原毛を梳かし整えること)の前に解毛です。原毛を手でほぐしてゴミを落とします。コームを使うときは房をそのまま引っかけるのでほぐしません。 写真5~8枚目 カーダーとコームです。紡ぎ方にあわせて使用することになっていますが、「紡ぎに正解は無い!」という言葉に甘えて自由に使います。カーダーは主に紡毛糸を紡ぐために、コームは主に梳毛糸を紡ぐために使うと思われますが、カーダーだけでも全然問題ありません。このあたりの話をすると超絶長くなるので割愛します。興味の湧いた方は調べてみてください。 で、好きな感じに原毛を整えたらいよいよ紡ぎの時間です。ちなみに私はコームで整えたこのふわふわの塊が大好きです(写真6、7枚目)できればこのまま皆さんのお手元にお届けしたい…もしご興味のあるかたは質問やメッセージからお声がけください。 写真9,10枚目 紡ぎ車です。私の所には今、足踏みが一台(ルエs17)、電動が一台(東京手織り機)、スピンドル(紡ぐためのコマみたいなもの)が数本あります。 ぶっちゃけ回転するものなら糸は紡げます。自転車のホイール改良している人もいますしね。 その後、原毛をふわっと持ち、撚りをかけながら繊維を引き出していきます。一度目は単糸(糸が一本)、それを二本より合わせ巻き取り、紐で優しくまとめます(かせにする)。それを60度のたっぷりのお湯につけしばらくしたら引き上げ冷たい水につける。二回ぐらい繰り返し、最後にお湯につけ冷めるまで置く。脱水したら干す。 紡ぎ後の状態から驚くほど膨らみます。 完成! 紡ぎの醍醐味は自分の好きな毛糸を作ることが出来ること。 未洗いの原毛を購入すると時間と手間が結構かかりますが、紡ぐだけの状態になっているものもたくさん販売されています。スピンドルであれば比較的手に入れやすいですし、紡ぎ方も動画もネットにたくさん並んでいます。よろしかったら是非、体験してみてください。 私もそろそろ紡ぐだけの状態になっている方をメインにしていきたいなぁとは思うのですが、毎年同じではない原毛を見て「泥汚れが凄いぞ?君はどこを走り回ってたの?」とか「めっちゃゴミが少ないね?綺麗好きなのかな?」と思いながらここは繊維が太い、こんなに柔らかいといじっていることが楽しいので、まだしばらくは洗うのかも知れません。
こんにちは。糸紬の糸紡ぎへようこそ☆ 国内外の牧場で毛刈りされた原毛を年に2,3頭購入して毛糸を紡いでいます。 今回はその流れをご紹介いたします。 写真2枚~3枚目(1枚目と2枚目の羊は別の羊です) 牧場や、販売店で購入した原毛はこんな感じでビニール袋や箱に「ぎゅうっ」と詰め込まれて届きます。このままではどうしようもないので、まず庭にブルーシートを引きその上に原毛を転がし広げていきます。上手く広げられると羊を平たく置いたような形になります…私は今までに一度しか成功したことがありません(>_<) 羊の形に広げると何がいいのかと言いますと、原毛の状態がわかりやすくなることです。 毛は生えている場所によって柔らかさだったり、汚れ具合だったりが変わります。それぞれにあわせた洗い方にしたり、作品にしたりするためにわかりやすい方がいいのです。…が、開く時点で失敗している私には部位別にわける基準が無いので手触りで判断です(^^; 全体的に大きな差が無い場合もあるので、よっぽどゴワゴワしているところと、よっぽど柔らかい部分以外は全部一緒なんてこともよくあります。 分け終わったら洗います。洗うと言っても洗濯物みたいにジャブジャブ洗ってしまうと繊維が絡み合ってフェルト化してしまうので優しくつけおき洗いです。 洗い方は https://yumeitotumugi.hatenablog.com こちらでブログを開いていただいてブログ内検索で「アルパカ 洗う 私流」で検索してみてください。羊も同じ感じで洗いますが、あくまでも一例です。 写真4枚目 乾燥したらカーディング(カーダーで原毛を梳かし整えること)の前に解毛です。原毛を手でほぐしてゴミを落とします。コームを使うときは房をそのまま引っかけるのでほぐしません。 写真5~8枚目 カーダーとコームです。紡ぎ方にあわせて使用することになっていますが、「紡ぎに正解は無い!」という言葉に甘えて自由に使います。カーダーは主に紡毛糸を紡ぐために、コームは主に梳毛糸を紡ぐために使うと思われますが、カーダーだけでも全然問題ありません。このあたりの話をすると超絶長くなるので割愛します。興味の湧いた方は調べてみてください。 で、好きな感じに原毛を整えたらいよいよ紡ぎの時間です。ちなみに私はコームで整えたこのふわふわの塊が大好きです(写真6、7枚目)できればこのまま皆さんのお手元にお届けしたい…もしご興味のあるかたは質問やメッセージからお声がけください。 写真9,10枚目 紡ぎ車です。私の所には今、足踏みが一台(ルエs17)、電動が一台(東京手織り機)、スピンドル(紡ぐためのコマみたいなもの)が数本あります。 ぶっちゃけ回転するものなら糸は紡げます。自転車のホイール改良している人もいますしね。 その後、原毛をふわっと持ち、撚りをかけながら繊維を引き出していきます。一度目は単糸(糸が一本)、それを二本より合わせ巻き取り、紐で優しくまとめます(かせにする)。それを60度のたっぷりのお湯につけしばらくしたら引き上げ冷たい水につける。二回ぐらい繰り返し、最後にお湯につけ冷めるまで置く。脱水したら干す。 紡ぎ後の状態から驚くほど膨らみます。 完成! 紡ぎの醍醐味は自分の好きな毛糸を作ることが出来ること。 未洗いの原毛を購入すると時間と手間が結構かかりますが、紡ぐだけの状態になっているものもたくさん販売されています。スピンドルであれば比較的手に入れやすいですし、紡ぎ方も動画もネットにたくさん並んでいます。よろしかったら是非、体験してみてください。 私もそろそろ紡ぐだけの状態になっている方をメインにしていきたいなぁとは思うのですが、毎年同じではない原毛を見て「泥汚れが凄いぞ?君はどこを走り回ってたの?」とか「めっちゃゴミが少ないね?綺麗好きなのかな?」と思いながらここは繊維が太い、こんなに柔らかいといじっていることが楽しいので、まだしばらくは洗うのかも知れません。
  • 作品画像

    手紡ぎ糸のはしっこのはしっこ

    作家・ブランドのレビュー 星5
    遅くなりすいません! とてもかわいい毛糸が届きました。梱包もかわいくて、素敵でした✨何に使おうか楽しみです!
    2023年12月20日
    by wa-shop-yuan
    糸紬(いとつむぎ)さんのショップ
    糸紬(いとつむぎ)からの返信
    レビューありがとうございます! 気に入っていただけてとても嬉しいです。 今後も色々な作品を作り続けて参りますので、ご覧いただけたら幸いです。この度はご利用本当にありがとうございました😊
レビューをすべて見る