120size セットアップ − 宗貞（狩野派）＜源氏物語図屏風（左隻）＞より− 【minne限定アイテム】

こちらは、イメージアーカイブ・ラボとのコラボ企画「minne ART MUSEUM-世界的名画とハンドメイド」の参加作品です。 「宗貞（狩野派）」の「源氏物語図屏風（左隻）」をもとに制作しました。 ▼利用許諾証明書URL https://viewer.atrust-cert.com/ja/cert/6bbe968fe44f324e21e77fca0bea632cd00065154eb075984168e19de4b4cf43 源氏物語の書かれた平安時代の装束のディティールを取り入れた、シャツ、上着、ハーフパンツのセットアップ。 和服のディティールを取り入れながらも、あくまで"洋服"に仕立てています。 着物の合わせをイメージしたシャツ。綿サテンの白襟、カフス、袖口の剣ボロなどシャツとしてのディティールを効かせています。 袴のプリーツのようなハーフパンツは、シャツの袖口とリンクさせて裾から朱色を覗かせて。 これらに平安装束に男性が身につけた狩衣のような上着を合わせることで、一気に和のテイストに仕上がります。 貝ボタンの輝きもアクセントになっています。 七五三、誕生日、端午の節句など記念日の撮影などに最適なセットアップですが、それぞれ単体でお手持ちのお洋服に合わせて自由なコーディネートを楽しんでいただきたいです。 男の子も女の子もご着用できます。 源氏物語図屏風(左隻)は江戸時代初期に描かれた屏風絵。 作者の宗貞についても詳しいことはわからず、私にとっては謎の多い絵でした。 ただ全体に立ち込める金雲の隙間から見る源氏物語の登場人物たちは愛らしく、隅々まで見ていくと愛着が湧いてきます。 こちらの左隻は、源氏物語から「紅葉賀」「関屋」「初音」など11場面が描かれているそうです。 どれがどの場面か、漫画を読むように眺めながらお子様と探してみるのも楽しいかもしれません。 屏風と言えばやはり、山谷に交互に折られる事で生まれる奥行き。絵師がその折りの遠近でできる見え方まで計算して描いてることが多いです。 今回は絵師の気持ちを少しでも感じることができたらと、前身頃の上部や上着の袖部分などにプリーツ加工を施しました。 上着の袖などに使われている生地は、透け感のあるジョーゼットに源氏物語図屏風を小さくプリントしたもの。 プリーツ加工を施すことで屏風と同じように山、谷、山、谷の奥行きを感じられます。 上着には、生成り色の綿オーガンジーの生地も使用。 所々にこの生地が入ることで、絵に立ち込める雲のような、源氏物語の雲隠れのような、余韻を表現しています。 シャツは綿のツイル生地に少し大きめに絵をプリントしていて、平安貴族たちの表情をより豊かにご覧いただけます。 上着の着想元となった「狩衣」は鷹狩り時に着用された衣服で、動きやすくするために袖が後ろ身頃の一部としか接続していないのが特徴です。 これにより下に着る着物の色がチラリと覗くのがオシャレ！ 動きやすいので中級以下の貴族が日常着に用いたものを、藤原道長が外出着として着用したことで上流貴族にも広まります。 現代でも、元は正式でない服装をファッションリーダーが着ることで、フォーマルな場面でも着られるようになることがあると思います。 1000年も前の平安時代でも同じ現象が起こっていたなんて、ワクワクしてしまいます。 平安時代は女性の華やかな十二単のイメージが強いですが、男性達も規律の中で粋なファッションを楽しんでいたのではないかと思います。 お子様と一緒に、絵の中の衣服にも着目して見てもらえたら嬉しいです。 上着は敢えて袖に腕を通さず、後ろに垂らしてのご着用も可能。 子供達の自由な発想で楽しんでご着用いただけるのが楽しみです。 ●素材 シャツ　綿100% パンツ　綿100% ベスト　本体 ポリエステル100%　別布 綿100% ●サイズ 120 ＜シャツ＞ 身幅 　約41cm （タックを閉じ平らに置いて袖下から袖下） 着丈 約 48cm　（後ろ中心の襟の付け根から裾まで） 袖丈　 約42.5cm ＜ハーフパンツ＞ ウエスト　約51cm （ゴム仕様） 丈　前 約33cm / 後 約35cm ＜上着＞ 肩幅　約28cm 着丈　約28cm ＊柄の配置は写真と全く同じにはなりません。 気になる方はお問い合わせください。 ＊サイズ違いのリクエストは制作期間を長くいただきます。 必ずご注文前にご相談ください。