#4506 雪の結晶の写真 ２Ｌサイズ

大雪山は北海道で一番高い旭岳を含む山塊です。神々の遊ぶ庭と呼ばれる場所で、とにかく険しく美しく広く、日常とは別の世界にいる気持ちになります。歩いてしか行けない深部は難しくともロープウェイで神様の庭の入り口までは行けます。 山の天気は激しく変わり天気の悪い日は行動できなくなるほどで、山小屋に何日も閉じ込められたときもありました。休みの日、しかも大雪山に行く予定の日に晴天に恵まれるためなら可能な限り善行をしたいと思うほどです。 とくに徳を積んだ覚えはありませんが、快晴の大雪に足を踏み入れることができました。風もなく噴気孔から出る水蒸気も空に真っ直ぐ登って行きます。真っ白な大雪山が青い空に綺麗です。ロープウェイの駅から旭岳をみながらスキーで散歩してると顔がずっと笑いっぱなしになる最高で爽快な景色です。しばらく歩いているとだんだん空に薄いベールのような雲が出てきました。太陽であたためられた空気で雲ができ、山の快晴は午前中でおしまいです。雲は少しずつ太陽の光を遮りますが明るくふわりとした光につつまれていく感じです。風が全くないので音もなくまぶしい太陽の光が白い淡い光に変わり幻想的な景色になっていきます。 そして雪が降り始めました。標高１６００ｍ以上の高さ、雪雲はさっき頭の上で出来たばかりです。風がないのでできたての結晶が空気抵抗により地面に水平に積み重なっていきます。六角形の結晶が自分の見える範囲いっぱいにきらきらとしています。どこをみてもきれいな結晶が敷き詰められてる場所にいる。自分にも積もっていく。誰も見てなくても綺麗な場所があることがただただすごいと思います。 そのときのきらきらの一部の写真です。 ２Ｌサイズのプリントです。