傾国の魔道士の杖 ① 【魔法の杖/簪/化粧箱入り】

金属部カラー：シルバー系 主素材：金属、UV硬化性レジン 軸部：木製 包装：黒色長方形ボックス（縦約205㎜×横約50㎜×高さ約25㎜）、内容物保護用ペーパー、装飾紐など ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 旧世界旅行記　番外編① 傾国の美女、という言葉は聞いたことがあるだろうか。歴史上に悪名高い美女たちがそう呼ばれていることが多いが、魔法や魔術を使う者の中にもそう呼ばれるものが存在する。 これはある1本の杖を通して国を傾げ、あるいは滅ぼした3人の魔導師たちの口伝。 エピソード：ラプラス 昔々あるところで海神ポセイドンの子と港のラッパの名手が対決した時、決着の末にとある杖が産まれた。 その杖はその地で祀られていたが、ある時大規模な戦火に巻き込まれ、ラプラスという男の手に渡ることとなる。 ラプラスは魔導騎士であったが、蛇使いの杖を手に入れて国盗りを試みたそうだ。 理由は「無能な王に仕えたくない」という単純明快なものだったが、蛇をけしかけて王を暗殺して判明したのは議会の腐敗であったという。 議会の者たちは無能な王を傀儡とし、自分たちの私服を肥やしていたのだった。 私服を肥やしていた議会の者たちは自らの身分を隠し、「ラプラスという魔導騎士が議会の者と王を皆殺しにした」とふれ回りながら逃亡した。 すぐさま捕らえられ、杖共々火あぶりとなったラプラスだが、その魂は不浄とされ灰すら7度焼かれてその後野ざらしとなった。 国の崩壊のきっかけを作ってしまった彼は、話に尾ひれを付けられて今第まで悪の魔導騎士として語られ続けている。 一方の国の方は、議会のものたちに捨てられたなどとはつゆ知らず、国民は残された王妃に王としての任を求めた。 王妃も勇んで王となったが、為政を支えるものが誰もおらず瞬く間に廃れていったのだそうだ。 古の教訓としてこの話を知る者は多い。 ーーーーー傾国の魔道士の杖の口伝① ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ 杖状の装飾をしておりますが、ベースの素体は木製の簪ですので簪としてもお使いいただけます。 パーツの固定などには気をつけておりますが、ひっかかりや髪の巻き込みなどによりパーツの破損がおこりうる可能性があります。 不安な方はお団子へ装飾する形でお使いくださいませ。 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ '24.09.06 こちらの作品はお迎えいただきましたので展示といたします