【 闇夜の蛍狩り 】七宝焼で出来た風景シリーズ / ブローチ・ペンダントトップ

【 闇夜の蛍狩り 】七宝焼で出来た風景シリーズ / ブローチ・ペンダントトップ 黒色の釉薬で絵を描き、何度も焼いた景色。ぼんやりと眺め、想像を巡らせたくなる風景を七宝焼きで作りました。 水墨画のような雰囲気を目指して描いていたのですが、複数回焼くため、融けて湧き上がってくる下の釉薬により当初のイメージのものから少々雰囲気が変わり、水彩画とも違う不思議な風景画になりました。 複数回の焼成によりコントロールしきれない部分が出てくるのは、火の神様が加筆した痕跡だと思っておりますので、どうぞ共に作品の仕上がりを楽しんでください。これはこれで大好きな雰囲気に仕上がっているので作者イチオシの作品です。 闇夜の山林に舞うヒメボタルの風景、５月の短い繁殖期のヒメボタルの生息地に入り実際に作家本人が見た光景を描いています。 深夜、明かりを消し真っ暗な山林で息をひそめ、光り輝くヒメホタルの乱舞を観察してきました。 金箔をのせ焼き付けた部分と、白く沸き上がった丸い部分は、ヒメボタルの光などをイメージしています。 ペンダントトップとしての金具があります、チェーンを通してネックレスとしてもお使いいただけます。 直径約４ｃｍ、秋冬ではスカーフに留めたりとお楽しみくださいませ。 --------------------------- ■ヒメボタルについて■ 水辺に住むゲンジボタルやヘイケボタルが広く知られていますが、ヒメボタルは陸生のホタルで森林内に生息します。 適度な湿り気のある草むらや林に住むヒメボタルはオスで体長9ｍｍ、メスで7ｍｍと小さく、メスは羽根が退化して飛べません。 小さいながらはっきりしたストロボ発光が特徴です。発光時間は日没後から数時間経った頃に光り出すものと深夜型とあります。 都市化により生息地が年々少なくなっています、愛知では名古屋城の外堀など積極的にヒメボタルの保護を行っている地域があり、貴重な生息地です。 --------------------------- ●七宝焼きについて● 七宝焼きはガラスの強い反射と輝きが魅力です。 金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて、800度以上の高温で焼き付けて作る伝統技法のひとつ。 英語ではcloisonne enamelなどとも表現されますが、日本では七宝（shippo）といいます。 七宝とは七つの宝という意味で、仏教の経典にある七種類の宝をちりばめたように美しいものという意味で名づけられました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■SIZE■ 全体：直径 約40mm　厚み 約13ｍm ■素材■ 七宝焼・金属ほか ■重さ■ 約12ｇ