猫の絵本「白猫しーちゃん 龍になる」

20年前のこと。ボロボロの首輪をして東京の街を彷徨っていた一匹の白猫。 長く穏やかな日々は過ぎ、「しーちゃん」と呼ばれたその子は、やがておばあちゃんに。 重い病気で深い眠りの世界におちていきながら、奇跡的に目覚め、私たちに再び声を聞かせてくれた…。 そんな実話を題材に、しーちゃんとの出会い、そして旅立ちを、ファンタジーを交えて描いた絵本です。 【あらすじ】 ある日街を彷徨っていた、白猫「しーちゃんは」新たな家族を見つけ、幸せな日々を送っていました。しかし、19歳になり重い病気を患い、夢の世界から目覚められなくなりました。そして、夢の中で、修行中の猫神さまに出会います。「もう一度でいいから目覚めて、また家族みんなでお話をしたい…」 しーちゃんと家族の願いは叶うのか？ 猫神さまは、「しーちゃん」の願いを一つ叶えてくれると言いました…。 【ご購入の方へ】 ◯ささやかですが、ポストカードを作りましたので、プレゼントします。 ◯もし、サインご希望の方がいらっしゃいましたら、備考にその旨、記述してください。（お名前等も書けます） ◯送料は無料でお送りします。 【作者からのメッセージ・・・愛猫しーちゃんの物語】 2004年の春、突然私たちの前に現れた、白猫。ぼろぼろの首輪をして、街をさまよっていました。迷い猫の情報も見つからず、私たちはこの子を家族にすることにしました。名前は青いきれいな瞳だったので、「シアン」としました。私たちの家族、しーちゃんの始まりです。 18年間、穏やかで幸せな日々が過ぎ、2022年、19歳となったしーちゃんは、急激に腎臓病が悪化しました。日を追うごとに体調が悪化していき、2022年4月、けいれんの強い発作を起こし、再び目覚めるか分からない深い眠りについてしまったのです。 わたしたちは祈りました。 「もう一度だけでいい、しーちゃんの声を聞きたい」 しーちゃんはその強い生命力で奇跡を起こしました。数日後、意識を取り戻し、声を再び発したしーちゃんは、水を飲み、お餌を食べ、ついには、動かなかった足を必死に動かし、再び歩くことができるようになったのです。私たちは、再び以前のしーちゃんに再会でき、こんなに嬉しいことはありませんでした。 ほどなくしーちゃんは、虹の向こうに渡りました。きっとあの時間は、しーちゃんが神さまにお願いして、わたしたちの元に少しだけ帰ってきてくれたんだね......そう思いました。 この物語は、そんな実話から生まれました。 たくさんの思い出と幸せをくれた、しーちゃんに感謝と愛を込めて......。 「想い出ではいつだって消えないよ。 みんなの心のなかでか輝いているんだよ」 そんなメッセージを胸に、ペットとの辛い別れを乗り越える、その力になってもらいたいという願いを込めて、この本をつくりました。 ◯「白猫しーちゃんの想い出」実際のしーちゃんの姿です。 https://www.youtube.com/@shironeko-cyan