オーダー　リスさんのトイレットペーパーホルダーと森のクッションカバー

夏になり、室内の明かりを求めて虫が集まり始めたこともあって、勝手口用のカフェカーテンを作っていただくことにしました。無理を承知で愛車のデザインをお願いしたところ、こころよく引き受けていただくことができました。デザインの最終決定から作りの細部に至るまで、何十回というメッセージのやりとりにおつきあいいただいたことで、思い描いたイメージそのままの作品に仕上げていただきました。文字一つとっても、驚くほどていねいな仕上がりで、愛着を持って末長く愛用できる作品にしていただきました。

今回は天窓用のカーテンを作っていただきました。日差しを和らげる生地の厚みやテクスチャ、特殊なサイズ、斜め下向きに取り付けるために必要な上下両方の輪っかなど、いずれも市販品ではかなわないことですが、ひとつひとつていねいなメッセージのやりとりを通して理想のカーテンに仕上げていただきました。夜に窓から見える北斗七星になぞらえてほどこしていただいた刺しゅうも、たいへんに手間のかかった仕上がりです。こんなものができたらいいな、と思い描く作品が、作家さんとのやりとりを通して少しずつ形になっていく経験はほんとうに貴重なものでした。いちど作品を作っていただくと実感しますが、制作費もおどろくほど良心的です。ひとつ作品が仕上がるたびに、次はどんなものをお願いしようかと考えるだけでもわくわくしてきます。掲載されている作品はもちろんすてきですが、市販品で気に入ったものがなかなか見つからない方は、いちど作家さんにご相談してみたらいかがでしょうか。そこからまたひとつ、きっとすてきな作品が生まれるのではないかと思います。