椿《短歌モチーフ》バレッタ（大）

どれだけの淋しさだろう筆に朱を含ませ落ちた椿描くとき 自作の短歌をモチーフに加賀ゆびぬきの大きめバレッタを作りました。 表面の模様は絹糸をかがって描いています。 とてもきれいな椿の絵を見て、その色遣いに、キャンバスに向う画家の淋しさを感じたときの歌です。 柔らかな筆致で花のかたちを保ったままこぼれ落ちている椿が一面に描かれていて、あざやかな色合いなのに孤独が胸に迫ってくるように思いました。 それは、画家の孤独ではなく、わたしの孤独だったのかもしれません。 椿を見るたび思い出すその絵を加賀ゆびぬきで表現したくて制作しました。 この短歌は歌集『くうそくぜしき』に所収されています。 +++++++++++++++++++ るまんとは、ハンドメイド以外に、歌人としても活動しています。 およそ31音にこころや風景、あらゆるものを表現する短歌というものに魅せられてもう25年近く続けています。 ゆびぬきも、短歌・和歌も現代人にとってそれほど身近とは言えないものです。でも、もっと身近に感じてほしい、気軽に身に着けて、口遊んでほしい。 るまんとの作品がゆびぬきや和歌・短歌に触れるきっかけになれれば、とてもうれしいです。 あなたの短歌も、加賀ゆびぬきのアクセサリーにしてみませんか？ メッセージからご相談いただければ、色や模様を提案させていただいて、アクセサリーにお仕立てします。 +++++++++++++++++++ 加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。 加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。 なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。 表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。 模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。 絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。 模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。 濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。