デンドリティックアゲートのピアス　片耳用-NO2

2024年の東京ミネラルショーに参戦した際に購入したデンドリティックアゲートのルースをピアスにしました☆ 早速ですが、鉱物解説参ります♪(興味の無い方は罫線まで飛ばしてください) デンドリティックアゲートは、森林の風景や生い茂るシダ植物を石の中に閉じ込めたような、幻想的で不思議な見た目の鉱物です。 その模様は様々で、同じものは二つとないといわれます。 デンドリティックアゲートの「デンドリティック」は「デンドライト」と呼ばれる鉱物から由来しています。 「デンドライト」とは、樹木の枝状のインクルージョンが入った鉱物のことを全般的に表す言葉だそう。 ちなみに、昔の人はデンドライトを木の化石だと信じていたといわれているそうです。 確かに見えなくはないですが、実際は化石でもなければ、草や木の枝などが中に入り込んでいる訳でもありません。 デンドライトの名前は、ギリシア語で樹木を意味するデンドロン（dendron）から付けられたといわれており、和名を忍石（しのぶいし）、模樹石といいます。 産出される形も色も、多種多様なデンドリティックアゲート。 特徴としていえることは、全て自然の偶然からできたものなので、「ひとつとして同じ模様の石はない」ということです。 鉱物全般そうですが、特に個性が解りやすい鉱物ではあります。 樹木の枝や葉のように見える模様は殆どが黒か暗い褐色をしており、含まれる成分によって色の違いがあります。 黒色のものはマンガン、褐色系は鉄の影響だと考えられているようです。 より詳しくいうと、模様であるインクルージョンの正体は金属鉱物のコロイド粒子だそうです。 なんでも、水に溶け込んだ金属イオンが石の割れ目から侵入し微細な粒、コロイド粒子となり、その粒が壁面に沈殿し連なると樹木が茂ったように見えると考えられているようです。 デンドライトは、多種多様な鉱物の中に形成され、最も多いのはクォーツ、アゲート、ジャスパーなどの石英の種類だといわれています。 地の部分がクオーツであれば、「デンドリティッククオーツ」、ジャスパーであれば「デンドリティックジャスパー」と呼ばれます。 その他の鉱物に見られることもあり、ごく稀にオパールやアクアマリンなどに見つかることもあるそうです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こちらのデンドリティックアゲートはセットで購入したうちの1つです。 お店の方は外国の方だったので、カタコトの英語でやりとりしました。 その中でこの品はアゲートではなく「クォーツ」つまり「デンドリティッククォーツ」だと説明されました。 けれど、どう見ても透明な個体は少なく、色が付いているものが多かったので多分アゲートではないかなぁ？と思い、商品名には「アゲート」で記載しました。 台紙の方はクオーツ(アゲート？)で記入してあります。 気になる方はご注意ください。 ※注意事項※ 注意事項を「購入時の注意点」へ纏めました。 購入前に必ずご確認ください。 素材 本体:デンドリティックアゲート(クォーツ？) ピアス:樹脂 キャッチ:シリコン サイズ 本体:約8㎜×11㎜(厚み:約2㎜) ピアス:約10㎜