サイズ:約20×12cm 高さ4cm
江戸幕末期
角長皿5枚組/バラ売り厳禁
*1枚に白い直し有り=使用上問題無
皿の両脇に獅子の鋭い眼光輝く雅な器です。
豪華絢爛とは様にこのこと。
伊万里が得意とする朱色をふんだんに用いた献上品の中でも上の上。
刺身皿として作られた器です。
白身魚や焼き物と凡ゆる贅を尽くす食材が盛り付けられてきたことでしょう。
角長皿は向かって横に配置する器ですが、正面から見ると華やかな牡丹が咲き誇る風景。
少し器に手を添えると、そこには獅子。
店舗の頃によく遭遇した「目が合ってこわ〜い」と仰るご婦人方の言葉が脳内再生されます。
目があうのが嫌な方には薦めません。
むしろ目があうように描くスキルは絵師の中でも高度な技であることを胸に秘めながら接客しておりました。
簡単に見える線描きで、こちらを睨むでもなく微笑んで見上げるように架空の生き物である獅子を描くということは大変なことです。
屏風絵や建物の彫刻でも獅子を描き切れた方はどれほどおられたであろうか?と考えますと、獅子、麒麟、龍と描ける情報が今と異なり限られた江戸時代、本当に勤勉な方で貴重な絵付けしだったと思います。
グッと瞼を落として睨みつけるように描いてはおりますが輪郭とも思える口元が両サイドに上がっているので微笑ましい表情で5枚全てに描かれております。
料理を盛り付ける中央には呉須(藍色・青)で松竹梅。
皿の側面にはザックリと唐草紋様の中に菊花。
ここを小花にせず菊花にした部分も高い評価を得るポイントです。
菊花の縁取りは金彩で描かれております。
裏側にまで金彩を用いるのは発注者の財力がなくては成し遂げられません。
全てにおいて貴重な錦絵ともいえる器です。
家宝をお探しでしたらご検討くださいませ。
サイズ:約20×12cm 高さ4cm
江戸幕末期
角長皿5枚組/バラ売り厳禁
*1枚に白い直し有り=使用上問題無
皿の両脇に獅子の鋭い眼光輝く雅な器です。
豪華絢爛とは様にこのこと。
伊万里が得意とする朱色をふんだんに用いた献上品の中でも上の上。
刺身皿として作られた器です。
白身魚や焼き物と凡ゆる贅を尽くす食材が盛り付けられてきたことでしょう。
角長皿は向かって横に配置する器ですが、正面から見ると華やかな牡丹が咲き誇る風景。
少し器に手を添えると、そこには獅子。
店舗の頃によく遭遇した「目が合ってこわ〜い」と仰るご婦人方の言葉が脳内再生されます。
目があうのが嫌な方には薦めません。
むしろ目があうように描くスキルは絵師の中でも高度な技であることを胸に秘めながら接客しておりました。
簡単に見える線描きで、こちらを睨むでもなく微笑んで見上げるように架空の生き物である獅子を描くということは大変なことです。
屏風絵や建物の彫刻でも獅子を描き切れた方はどれほどおられたであろうか?と考えますと、獅子、麒麟、龍と描ける情報が今と異なり限られた江戸時代、本当に勤勉な方で貴重な絵付けしだったと思います。
グッと瞼を落として睨みつけるように描いてはおりますが輪郭とも思える口元が両サイドに上がっているので微笑ましい表情で5枚全てに描かれております。
料理を盛り付ける中央には呉須(藍色・青)で松竹梅。
皿の側面にはザックリと唐草紋様の中に菊花。
ここを小花にせず菊花にした部分も高い評価を得るポイントです。
菊花の縁取りは金彩で描かれております。
裏側にまで金彩を用いるのは発注者の財力がなくては成し遂げられません。
全てにおいて貴重な錦絵ともいえる器です。
家宝をお探しでしたらご検討くださいませ。