スウェーデンの名窯グスタフスベリ(Gustavsberg)で20世紀中葉の製作されたファイアンス(錫釉陶器)焼きのピッチャーです。赤土の素地に錫釉を掛けることで生まれ、ふわりとした質感があります。コバルトの緑で描かれた花々が静かに浮かび上がり、遠目には壁面に絵が掛かったような存在感をつくります。
モチーフは北欧の野の花を想起させる記号化されたボタニカルともいうべきもので、花弁や葉のかたちを記憶で捉えた印象派的な作風です。図案としては完成度が高く、見る人の記憶や季節感を呼び起こします。さらに輪郭線のゆらぎや、筆の運びの強弱、釉薬の吸い込みで生まれるにじみ等、現代の大量生産では均一化されてしまう要素が景色として残っています。
背面(底部)には、工房制作を示す “G” のハンドサインが見られ、さらに型式・デコレーター(絵付師)に関する記号も確認できます。グスタフスベリには多くのデコレーターが在籍し、同じ図案でも筆致や青の濃淡に個体差が出るのがファイアンス作品の醍醐味。本作も、その“個性”が美点としてきれいに表れています。
デコレーターはヘリナ・ピトカネン(Helinä Pitkänen, 1912–2003)です。北欧デザインの黄金期を支えたフィンランド出身の優れた陶芸絵付師・アーティストです。彼女は特に、スウェーデンの名門陶磁器メーカーであるグスタフスベリ(Gustavsberg)での活動で知られています。
容量は適正1000ml、満水時1200mlです。大ぶりなプロポーションゆえ、彫塑的なボリュームと面の取り方が美しく、視線を集めるオブジェとしても完成されています。
当時の制作風景を伝える映像が残っています。丸メガネをかけている男性がデザイナーのスティグ・リンドベリです。本作品もこの工房で制作され現代に残るものとなります。
■詳細
メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
フォルムデザイン:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
パターンデザイン:Helinä Pitkänen/ヘリナ・ピトカネン
年代:1950年代
生産国:スウェーデン
コンディション:
割れ・欠け・貫入がなく、非常に良好なコンディションです。釉薬の濃淡、にじみ、筆ムラは制作当時からの表情であり、本作の個性としてご理解ください。
■サイズ
幅16cm(取手含む)高さ22cm
適正容量1000ml 満水時1200ml
スウェーデンの名窯グスタフスベリ(Gustavsberg)で20世紀中葉の製作されたファイアンス(錫釉陶器)焼きのピッチャーです。赤土の素地に錫釉を掛けることで生まれ、ふわりとした質感があります。コバルトの緑で描かれた花々が静かに浮かび上がり、遠目には壁面に絵が掛かったような存在感をつくります。
モチーフは北欧の野の花を想起させる記号化されたボタニカルともいうべきもので、花弁や葉のかたちを記憶で捉えた印象派的な作風です。図案としては完成度が高く、見る人の記憶や季節感を呼び起こします。さらに輪郭線のゆらぎや、筆の運びの強弱、釉薬の吸い込みで生まれるにじみ等、現代の大量生産では均一化されてしまう要素が景色として残っています。
背面(底部)には、工房制作を示す “G” のハンドサインが見られ、さらに型式・デコレーター(絵付師)に関する記号も確認できます。グスタフスベリには多くのデコレーターが在籍し、同じ図案でも筆致や青の濃淡に個体差が出るのがファイアンス作品の醍醐味。本作も、その“個性”が美点としてきれいに表れています。
デコレーターはヘリナ・ピトカネン(Helinä Pitkänen, 1912–2003)です。北欧デザインの黄金期を支えたフィンランド出身の優れた陶芸絵付師・アーティストです。彼女は特に、スウェーデンの名門陶磁器メーカーであるグスタフスベリ(Gustavsberg)での活動で知られています。
容量は適正1000ml、満水時1200mlです。大ぶりなプロポーションゆえ、彫塑的なボリュームと面の取り方が美しく、視線を集めるオブジェとしても完成されています。
当時の制作風景を伝える映像が残っています。丸メガネをかけている男性がデザイナーのスティグ・リンドベリです。本作品もこの工房で制作され現代に残るものとなります。
■詳細
メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
フォルムデザイン:Stig Lindberg / スティグ・リンドベリ
パターンデザイン:Helinä Pitkänen/ヘリナ・ピトカネン
年代:1950年代
生産国:スウェーデン
コンディション:
割れ・欠け・貫入がなく、非常に良好なコンディションです。釉薬の濃淡、にじみ、筆ムラは制作当時からの表情であり、本作の個性としてご理解ください。
■サイズ
幅16cm(取手含む)高さ22cm
適正容量1000ml 満水時1200ml